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【福井市の塾が解説】福井県立高校入試・社会科の傾向と対策(直近5年分析)

こんにちは!英心うえの塾の堀江です。

今回は、福井県立高校入試に向けた社会科対策について、
直近5年間(R3〜R7)の入試問題を分析しながら、生徒や保護者の皆さまにも分かりやすい形でお話ししていきます。


社会は暗記科目?──実は、今の入試は違います

「社会は暗記科目ですよね?」
「とりあえず用語を覚えればいいですか?」

生徒からは、このような質問をされることがよくあります。
保護者の方にとっても、そのように認識されている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、
現在の福井県立高校入試の社会は、単なる暗記では点数が伸びにくい試験になっています。

ただし裏を返すと、

  • ✔ 勉強の方向性さえ合っていれば

  • ✔ 必要以上に難しいことをしなくても

安定して得点しやすい教科でもあります。


この記事でお伝えすること

この記事では、

  • どんな問題が出ているのか

  • 何ができると点数につながるのか

  • 学年ごとに、どんな力を育てていけばよいのか

を整理してご紹介します。


福井県立高校入試・社会の出題構成

まずは、試験全体のイメージをつかんでいただきましょう。

分野 配点 主な内容
世界地理 14点 雨温図・人口や面積などの統計・緯度経度を利用した距離計算
日本地理 14点 自然災害・産業・各地方の特徴的な立地
歴史 28点 時系列並び替え問題・説明問題
総合 22点 地理・歴史・公民複合(R6以降~: 必ず出ていた長文論述なし)
公民 22点 知識重視+一言説明

例年大問1⃣から5⃣までで構成されており、
大問1⃣は世界地理、2⃣は日本地理といったように、表に記載した分野ごとに分かれています。

特に重要なのは、
👉 **「どの分野も、知識を“使わせる”問題が増えている」**という点です。


直近5年間で見えてきた大きな流れ

地理:資料を読み取れるかがカギ

地理では、ここ数年ほぼ必ず、

  • 雨温図(1年間の気温と降水量のグラフ)

  • 人口・面積・産業別生産額などの統計資料

が出題されています。

これらは、

  • 「このグラフは何を表しているのか」

  • 「どんな特徴が読み取れるのか」

を考えないと解けない問題です。

単純な暗記ではなく、資料を見て判断する力が求められています。


歴史:出来事を「流れ」で理解しているか

歴史では、毎年必ず時系列を問う問題が出題されています。

  • 同じ時代の出来事を正しい順に並べる

  • 年表の中で「この出来事はどことどこの間か」を考える

これは、
「年号を覚えているか」よりも
**「前後の出来事とのつながりを理解しているか」**を見ています。

出来事をバラバラに暗記しているだけでは、対応できません。


記述問題:長さよりも「正確さ」

11月に行われた学力診断テスト同様、問題全体における記述問題の配点は年々増えている印象にあります。

ただし、

  • 50字以上の長文

  • 複雑すぎる論述

は、意図的に避けられています。

中心となっているのは、

  • なぜそうなったのかを説明する問題

  • 資料を根拠に答える問題

  • 指定された語句を使って書く問題

つまり、考え方が合っていれば書ける記述です。


分野別に見た「求められている力」

歴史:知識を説明に変える力

最近の歴史問題では、

  • 中国史

  • 日本史

  • 西洋史

  • 近代日本

を、一つのテーマでまとめて考えさせる問題が増えています。

例:

  • 紙や印刷の広まり

  • 日本と外国との交流

「この時代にこれが起きた」ではなく、
共通点や変化を説明できるかが問われます。


公民:覚えた知識を一言で言えるか

公民では、

  • 天皇の国事行為

  • 衆議院の優越

  • 最高裁判所の役割

  • 日本銀行や地方財政

など、基本的な用語が中心です。

ただし、
「用語を書いて終わり」ではなく、
短く説明させる問題が必ず含まれます。


R8入試に向けて「やるべきこと・やらなくていいこと」

やらなくていいこと

  • 難関私立高校レベルの長文論述対策

  • 細かすぎる数字の丸暗記

やるべきこと

  • 資料を見て理由を説明する練習

  • 指定語句を使った40字前後の記述

  • 歴史を「原因 → 結果」の流れで整理

  • 公民用語を一言で説明する練習


学年別・社会のおすすめ勉強法

中学1年生:社会の言葉に慣れる時期

この時期に大切なのは、
用語を理由つきで説明できることです。

例:
× 扇状地=川が山から平地に出たところ
○ 扇状地=山地から流れ出た川が、運ぶ力を弱めて砂やれきを広げてできた地形

また、グラフや地図を見て、
「増えている・減っている」だけで終わらせず、
**「なぜそうなっているのか」**を言葉にする練習が効果的です。


中学2年生:つなげて考える力を育てる

中2は、高校受験につながる土台を作る大切な時期です。

  • 地理と歴史を関連づける

  • 指定語句あり・理由1つの短い記述に挑戦する

例:
なぜ工業地帯は臨海部に多いのか
→ 原料や製品を船で運びやすいから

長い文章を書くことよりも、
正しい型で書けるようにすることを重視します。


中学3年生:社会を「得点源」に変える

中3では、

  1. 資料を読む

  2. 問われていることを確認する

  3. 使う語句を選ぶ

  4. 30〜50字でまとめる

この流れを徹底的に練習します。

分野ごとに完成させてから総合問題へ進むことで、
初見の資料でも落ち着いて対応できる力が身についていきます。


まとめ|福井県立高校入試・社会で大切なこと

福井県立入試の社会は、 かつてのように「用語をたくさん覚えた人が有利」という試験ではなくなっています。

現在の入試で求められているのは、 覚えた知識を使って説明できる力、そして 資料やグラフから読み取ったことを、自分の言葉で表現する力です。

一見すると難しそうに感じられるかもしれませんが、 これは決して「特別に頭のいい子だけが解ける問題」という意味ではありません。

日々の学習の中で、

  • なぜそうなるのかを考える

  • 用語を一言で説明する

  • グラフや資料を見て気づいたことを言葉にする

こうした積み重ねをしていけば、 中学生であれば誰でも身につけることができる力です。

社会は、正しい方向で対策をすれば、 得点が安定しやすく、入試全体を支えてくれる教科でもあります。

お子さまの学年や理解度に応じて、 「今、何を大切にすべきか」を意識しながら学習を進めていただくことで、 入試本番でも落ち着いて問題に向き合える力につながっていきます。

今回の記事が今後の学習や受験対策の参考になれば幸いです。

 

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