【福井の高校受験】中学生が高校受験における「選択」をすることの意義
こんにちは。
今日は「人生における選択」というテーマについてお話ししたいと思います。
少し堅いタイトルですが、日常の中で誰もが経験する「選択」の大切さについて考えてみましょう。
中学生の悩みから見える選択の本質
先日、中学3年生の生徒からこんな質問を受けました。
「先生、私どこの高校を受験したらいいでしょう?」
その生徒はもともと福井商業高校を受験する予定でしたが、一生懸命勉強を続けた結果、成績が大きく伸び、高志高校も視野に入るようになりました。
最初は自信を持って高志高校を目指すと言っていましたが、周りの友達が推薦や私立校で次々と進路を決めていく中で、彼は次第に不安を感じ始めたのです。
「本当に高志高校を目指して良かったのか?」
「福井商業にしておけば、もう楽になれていたのでは?」
彼の不安や迷いは、初めて人生の大きな選択に直面する中学生として当然のことです。私も面談を通じて、彼が前向きに受験に臨めるようしっかり話をしました。
結果はどうであれ、自分で選び取った道を大切にしてほしいと伝えました。
選択の結果が正しいかどうかはいつわかるのか?
さて、ここで少し考えてみましょう。
もし彼が高志高校に合格した場合、それは「正しい選択」だったと言えるのでしょうか?
逆に、不合格だった場合は「間違った選択」だったのでしょうか?
答えは簡単ではありません。合格・不合格の結果が、その選択の正しさを決めるわけではないからです。
私がこれまで指導してきた中学生や高校生の中には、第一志望に合格しても、後になってその学校に不満を感じる生徒もいました。
一方で、志望校に不合格になり、絶望の中で新しい道を歩み始めた結果、自分のやりたいことを見つけ、充実した学校生活を送る生徒もたくさん見てきました。
重要なのは、選択した後にその環境でどう過ごすか。
選んだ道が正しかったかどうかは、そこでどれだけ努力し、自分の成長を実感できるかによって決まるのです。
私自身の経験から学んだこと
この話は、実は私自身の経験にも通じるものがあります。
私は塾の先生を長年続けていますが、すべてが順風満帆だったわけではありません。
過去には何をやってもうまくいかず、一度塾講師を辞めてサラリーマンとして働いたこともあります。
その時初めて気づいたのです。「自分はやっぱり塾の先生が向いている」と。
塾の仕事を失って初めて、教えることの楽しさや生徒たちと向き合う充実感の大切さを実感しました。
この経験があったからこそ、今の自分の仕事に誇りを持ち、日々全力で生徒たちに向き合えています。
迷うことは悪いことじゃない
これから受験を控える皆さん、または人生の大きな選択に直面している方々に伝えたいことがあります。
迷うことは悪いことではありません。
むしろ、自分の将来を真剣に考えている証拠です。
大切なのは、その選択をした後にどう行動するか。
困難な状況に直面したとき、ポジティブに捉えて乗り越える力が、その選択を「正しかった」と感じさせるのです。
選んだ道に後悔しないために、自分自身で選んだという事実を大切にし、その後の努力を惜しまないこと。
それが最終的に、どんな結果であっても納得できる人生につながると私は信じています。
皆さんの選択が、未来の自分にとって誇れるものになりますように。
英心うえの塾では、高校受験の進路相談や勉強法相談を受け付けております。
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