英心うえの塾のブログ

【2025年度 福井高校受験】古文が苦手な中学生必見!物語形式で点数アップする古文攻略法

こんにちは、英心うえの塾二の宮本校の山口です。

先日の合宿では、福井の中学生が特に苦手としやすい「物語形式の古文」に本気で取り組みました。
なぜかというと、入試や定期テストで失点につながりやすいジャンルだからです。

現代文とは文体も背景も大きく異なるため、古文を「難しい」「嫌い」と感じる生徒は少なくありません。
しかし中学レベルの古文では、大量の知識を詰め込む必要はなく、ポイントを押さえれば得点アップにつながるんです。

今回は、授業で実践した 古文攻略の2つのコツ をご紹介します。

◆古文攻略の2つのコツ

①「誰が何をしているのか」を整理する!

古文は、ただ読み進めるだけでは登場人物の行動が見えづらくなります。
✅ 登場人物の言動を表にまとめる
✅ 「このセリフは誰?」「この動作は誰?」と確認する

こうした整理をすることで、

  • 「会話文の話者を特定する問題」

  • 「傍線部の述語に対応する主語を問う問題」

にもスムーズに対応できるようになります。

②「書かれている通り」に読めばOK!

もう一つのコツは深読みを避けること
中学で扱う古文は、特別な語句以外はそのままの意味で読めることが多いのです。

ありがちなのが「古文=難しくて堅苦しい話」と思い込むこと。
実際にはユーモラスな話や不思議な話も多く、楽しめる題材がたくさんあります。

◆徒然草で、まさかの「ダイコン戦士」!?

授業では『徒然草』第68段を扱いました。
「毎日ダイコンを食べていたら、そのダイコンが戦士になって助けてくれる」というユーモラスな内容です。

実は私自身、中学時代にこの文章をテストで読み間違え、大失敗しました。
「ダイコンが人になるわけない」と決めつけてしまったのです。

そのとき先生から教わったのが、
👉 「古文は書かれている通りに読めばいい
というアドバイスでした。

この経験をきっかけに、古文に対する苦手意識が薄れ、むしろ楽しさを感じられるようになりました。

 

◆「古文、ちょっと楽しいかも!」という声がうれしい

合宿中、最初は「古文が苦手」と手を挙げた生徒も多くいました。
ところが授業の終盤には、自ら登場人物を整理したり、問題に前向きに挑戦したりできるようになりました。

授業中には笑いが起きる場面もあり、最後には
「古文が好きになりました!」
と話してくれる生徒も。

理解が深まり、表情が明るくなる瞬間に立ち会えるのは、教師として何よりの喜びです。

これからも「勉強って意外と楽しい」と感じてもらえる授業を続けていきます。