【福井の高校受験】学力診断テストでうまくいかなかった受験生へ!
英心うえの塾の中村です!
中学3年生のみなさん。いよいよ福井県の学力診断テストが11月4日から始まりましたね。
学校でも塾でも「学力診断テストは大事だ」と言われますが、実際どれほど重要なのか、そしてうまくいかなかった場合どう考えればいいのか。
今回はその点をじっくりお話しします。
学力診断テストの「指導点」とは?
学校では「指導点(しどうてん)」という基準点が提示されます。これはいわゆる「切り点」。
つまり、「この点を取ればこの高校は合格圏内」という最低ラインです。
塾でもデータを取りますが、学校の指導点と大きくズレることはほとんどありません。
つまり、学力診断テストの点数と志望校の合否には確実な相関関係があるということです。
だからこそ、このテストは非常に大事なのです。
理想的な準備と現実のギャップ
理想は、夏までにしっかり詰め込んで、秋以降は復習や過去問演習で実戦力を高め、学力診断テストに万全の状態で臨むことです。
しかし現実は、思うように点が取れないこともあります。緊張や時間配分のミスなどで力を出し切れなかった場合もあるでしょう。
そんなときに大事なのは、「なぜうまくいかなかったのか」「これからどうすべきか」を冷静に分析することです。
結果が出なかった人が考えるべき3つのタイプ
① 努力できなかったタイプ
これまで勉強をサボってきた。今回も大事だと分かっていながら取り組めなかった。今後も大きく変える意思がない――。
残念ながらこの場合は、今後も大きな伸びは期待できません。
早めに進路を見直す必要があります。
② 能力・適性の限界が見えているタイプ
もう十分頑張っている。睡眠時間を削ってまで努力した。でも点が伸びない。
この場合は、無理に追い込むよりも「自分の適性に合った高校」を選ぶことが正解です。
自分の実力と大きくかけ離れた進路選択をしても、むしろ入ってから苦労するばかりではなく、学力も停滞してしまう可能性があります。
③ まだ伸びるタイプ
努力の方向も意欲も問題ない。ただ本番でミスをした、準備期間が足りなかった――そんな人はまだまだ伸びます。
やり方を少し修正すれば、十分に巻き返せます。
逆転合格は本当にあるのか?
結論から言えば、あります。
◆ 逆転合格が「できる」理由
- 本当の意味で努力している中学生は全体の4〜5%しかいない
- 多くの生徒は「頑張っているつもり」で止まっている
- 「昨日までの自分を超える」ことができれば一気に抜け出せる
才能もあって、惜しみない努力をする人にはなかなか勝てません。
しかし、クラスの子たちを見回してみてください。「本気」でやっている子がどれだけいるでしょうか。
昨日までの自分が本気でなかったなら、そこから変われば十分可能です。自分を客観的に見つめて、「まだやれる」と感じる人は伸びます。
◆ 逆転合格が「難しい」理由
一方で、人間は基本的に変わりません。
テストが大事だと知っていながら動けなかった人が、入試だけ本気になるのは難しい。
一時的に「やる気スイッチ」が入っても、すぐ冷めてしまう人が多いのです。
「本気」でやっている子は少ないのですが、自分も「本気ではやっていない」人たちの一人である可能性もあります。
人間は、なかなか今までの習慣から抜け出すのは難しいものです。
変わるというのは痛みを伴います。今までの生活を壊して、新しい習慣を作る。それは容易ではありません。だからこそ、意思ではなく環境を変えることが大事なのです。
環境を変えるという選択
家で勉強している人は、一度自分の部屋を見てください。
スマホ、テレビ、ベッド、ゲーム――。娯楽だらけの空間で集中するのは無理です。
自習室や塾など、周りが真剣に勉強している環境に身を置きましょう。
また、今通っている塾の雰囲気も見直してみてください。
生徒も先生もダラけているような場所では、どんなに授業が良くても伸びません。
「停滞ムードに包まれた環境」では自分も頑張れません。
「前向きな空気に包まれている環境」に自分を置くようにしてください。
テスト分析を“他人に頼ってでも”やる
自分一人で答案を見ても、何が悪かったのかは分かりません。
分かる先生が見れば、1分で改善点が見えます。
逆に、分からない人が1日考えても何も出てきません。
自分では気づけない課題を見つけることが、成績を上げる第一歩です。
生活習慣を立て直す
夜食、睡眠不足、糖分過多。これらは集中力を奪う大敵です。
同じ時間に寝て同じ時間に起きるリズムを作りましょう。
また、部活を引退して運動をやめてしまう人が多いですが、それも脳に悪影響です。
軽く体を動かすことで集中力も高まります。
バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠。
これが勉強の土台になります。
ネガティブな人から離れる勇気
「お前には無理だ」「なんでできないんだ」――。
そんなことを言う人たちからは距離を置きましょう。
家庭は本来、結果に関係なく100%受け入れてくれる場所です。
もし家庭で責められて苦しくなったら、外へ出ても構いません。
塾の自習室など、前向きに努力できる環境に逃げてください。
必要なのは「叱る人」ではなく、「解決策を提示してくれる人」です。
そういう大人を味方につけましょう。
圧倒的な“量”が質を生む
「勉強のやり方が分からないから動けない」と言う人がいますが、まずは量です。
今までにないほどの時間と集中で、自分の限界を超えてください。
勉強できない人の共通点は、「できたかどうか確かめていない」こと。
分かったつもりで終わっているのです。
試合前に練習試合をするように、テスト前には“自分で模試”をしてみましょう。
これができる人は、必ず伸びます。
最後に ― 諦めず、行動を変えよう
意思では人は変われません。変えるべきは環境と量です。
勉強法は後から見えてきます。量をこなせば、失敗を通して自分に合った方法が分かるようになります。
だから、考える前に動くこと。
環境を整え、勉強時間を増やし、生活を立て直す。
それができる人には逆転合格の可能性があります。
今回の学力診断テストで結果が出なかった人も、諦めないでください。
今こそ自分を見つめ直すチャンスです。
まだ、ここからです。
どうしても行きたい高校がある、自分を変えてみたい!という人はぜひご相談を!

