【大学受験の勉強法】塾・予備校が蓄積しているデータで貴重なのは失敗事例
英心うえの塾の中村です。
塾や予備校は多くのデータを蓄積しているものですが、その中で最も有効なのは失敗事例です。
私も長年大学受験に携わる中で、この「失敗事例」を毎年収集しています。なぜ合格したかという事例と同時に、「なぜ合格しなかったか」という事例を多く収集しています。
□「英語」の習得が遅れた受験生は第一志望を受験できない。
毎年みられる失敗事例として多いのが、「英語」の出遅れです。英語は最も時間を要する科目ですが、定着すれば得点源にしやすい科目でもあります。
強敵ではあるが、味方にすればこれほど心強いものはありません。
その英語の習得が遅れるとタイヘンなことになります。高校1年生に英語の重要性を訴えるのはこれが理由です。高校2年生までに入試英語の重要部分はすべて習得するべきです。
□得意科目に依存すると失敗する!
受験生はみんな得意科目、不得意科目というものがあります。
しかし、共通テストでそんなものが吹っ飛ぶことがあります。得意なのに失点したり、不得意だったつもりが意外に高得点を取れたり・・・つまり、センター試験、共通テストは常に予想がつかないものです。
「集中と選択」をはき違える高校生が多すぎる。
大学受験に「捨て科目」など存在しません。それはどのレベルにおいても言えることです。「得意科目」に足をすくわれた受験生が毎年多発します。
□「現代文」を舐めていると共通テストは攻略できない。
現代文の学習をおろそかにする高校生が異常に多いと思います。
確かに学習法がはっきり分からないし、即効性に欠ける科目であるような印象を持っているのでしょう。
しかし、英語に比べればコストパフォーマンスが高く、現代文の論理思考養成による他科目への好影響もあり、
「複利」の観点からも現代文を一つ習得する意味は非常に大きいです。
そもそも高校2年生にもなれば、模擬試験の英文レベルが上がり、抽象度の高い文章を読んで解答を作ることになります。
母国語で文章読解がままならないのに、どうやって外国語の抽象的文章を理解しようというのでしょう。
あらゆる「失敗学」に基づき、塾・予備校は受験指導をしています。
情報戦の大学受験をたった一人で立ち向かうのは無謀の所業です。
英心うえの塾では、高校生をサポートするために、多様な講座を用意しています。
ぜひご相談を。