【中学生・高校生勉強法】忘却曲線を正しく理解して暗記法を知る。
こんにちは。英心うえの塾の中村です。
中高生の皆さんは、定期テストや入試に向けて、「暗記」を日々行っていると思います。
よくエビング・ハウスの忘却曲線を見て、記憶を理解しようとします。ただし、このエビング・ハウスの忘却曲線は誤解をされていて、正しく理解されているとは言えません。
曲解したままでは、ただしい復習法、暗記法を知ることはできません。
この記事を読むと、エビング・ハウスの忘却曲線を正しく理解した上で、どのように復習を行えばいいかを知ることができます。
正しい復習法・暗記法を知れば、今までより苦労せずに学習を進めることができます。
今回のテーマについてお話をした動画も作っています。
ぜひご覧ください。
□エビング・ハウスの忘却曲線は労力の節約率を表している!
エビング・ハウスの忘却曲線を見ると、暗記した知識量が減少しているように見えます。しかし、この見方は間違いで、正しくは、ある知識を学習するのにかかった時間(労力)を節約できる割合を示しています。
例えば、1日後、33%を示していたとしたら、前日覚えた知識習得を取り戻す労力が33%軽減できるということです。逆に言えば、67%の労力をかけなければ、前日覚えたことがもとに戻らないということです。
□時間が経てば経つほど、学習したことを取り戻す労力が必要になる!
エビング・ハウスの忘却曲線から分かることは、早めに復習をした方が「楽」だということです。基本的には、1日後に復習をするのがおすすめです。
ちょっと忘れたぐらいに覚えなおして、テストをして、少々悔しい思いをしながら覚えなおすのが良いでしょう。「悔しさ」というのも暗記を促進する良い効果になります。
□4日放置しない方がよい!
せっかく勉強をしても、4日放置してしまうと、やったことを復元するのに大変な労力がかかってしまいます。4日以内に復習をしましょう。努力は無駄にしてはいけません。
□反復回数は5、6回!8回やってダメならやり方が悪い!
皆さんは、国語、社会、数学、理科、英語など、どの科目においても「暗記」という作業を行います。勉強法として、何回反復するべきかは迷うところです。塾業界、予備校業界でよく言われるのが、5回から6回です。
このぐらい反復すれば大丈夫だが・・・
それでも無理なら、7回やって8回やってみよう!ということです。七転び八起きということばがありますね。ただし、8回やってダメならさすがにやり方がまずい!プロに相談してください。とにかく、3回、4回やってダメで諦めている場合ではありませんね。
英心うえの塾では、中学生、高校生に勉強のやり方を指導したり、学習管理を行っております。
勉強のこと、進学のことで困ったことがあればぜひご相談ください。