英心うえの塾のブログ

【中学生の勉強法】理科の計算問題の悩みはどうする?

英心うえの塾の中村です。

理科の計算問題については、よく補習で対策を行うことがあります。

みんなの悩みは主に3つあると思います。

【1】公式を忘れてしまう!

【2】計算ミスをしてしまう!

【3】文章題の場合、どうやって解いたらいいかわからない!

ということでしょう。

公式を忘れてしまうという悩みは、とにかくドリルしましょう!とか、慣れるまで練習しよう!

ということになりますが、

2つ目と3つ目は、塾としてはきちんと指導したいポイントです。

 

【2】の計算ミスについては工夫できると思います。

例えば、圧力の問題。

この公式をしっかり覚えておけばOKです。

ただ問題になってくるのが、

重さ(g)から力の大きさ(N)への変換、

面積(㎠)から面積(㎡)の変換。

 

少し工夫をして、●㎠と■gで計算できるように公式を作るのも良い方法です。

「濃度」の問題も計算ミスが多発しやすい分野です。

塾では、応用問題に備えて、計算の仕方を教えています

中1の一次方程式の「比の方程式」を習った後であれば、比を使った方が計算がしやすいし、

文章問題も解きやすくなると思います。

 

【1】の公式を覚えられない問題についても、工夫で解決できる場合があります。

要は、暗記する量を減らす工夫をすれば少し楽になります。

例えば、直列回路と並列回路の電流・電圧に関する公式ですが、1つだけ覚えてしまえばOKです。

 

全部列挙するならこんな感じ。

直列回路の電流 回路全体の電流の強さ=抵抗①に流れる電流の強さ=抵抗②に流れる電流の強さ

直列回路の電圧 電源装置の電圧=抵抗①にかかる電圧+抵抗②かかる電圧

並列回路の電流 回路全体の電流の強さ=抵抗①に流れる電流の強さ+抵抗②に流れる電流の強さ

並列回路の電圧 電源装置の電圧=抵抗①にかかる電圧=抵抗にかかる電圧

一つだけ覚えればあとは、交互になっているので、全部それぞれ覚える必要はありません。

 

勉強をするときは、少々工夫をして、暗記が減るように、ミスが減るように、文章問題(応用問題)が解きやすくなるようにするのがポイントです。中学理科は分野ごとに勉強ができて、分野ごとに攻略しやすい科目です。

全部がつながっているわけではなく、それぞれの分野が独立している場合が多いので、週ごとにテーマを決めて勉強するのも良いでしょう。

ただし、「化学分野」だけは構造学習になっているので、苦手なところは戻り学習を行なって補強する必要も出てきます。

 

英心うえの塾では、5教科総合で成績を伸ばせるよう指導しています。

ぜひご相談ください。