【中学生の勉強法】「やる気」の正体
英心うえの塾の中村です。
「やる気」について述べてみたいと思います。今回は「勉強法」というより精神論に近いかも知れません。
よく「やる気」について語られます。
塾の仕事も「やる気を上げること」「学力を上げること」です。
「やる気」の正体について言葉で説明できる人は少ないと思います。
ひょっとしたら本当は「やる気」というものはないのかもしれません。
それにしても、「やる気がないから勉強できない」とか「うちの子やる気がなくて・・・」みたいなセリフをよく聞きます。
「やる気出ないー」と口癖のようにいう子もいます。
何か行動を起こす時の原動力って、3つあります。
(1)強迫観念 やらないと困るということが分かっているから
(2)希望 頑張ればいいことが起こると期待できるから
(3)自信 やればできるという確信があるから
番外編で、「それが本当に好きだから!」という原動力もあります。
ただ、勉強において、「やる気」がどうのこうの言っている段階で、「勉強が大好き」ということでもなさそうなので、一旦除外しておきます。
3つの原動力は全部使えます。塾の先生は、この3つをうまく使いこなそうとします。(難しいですが)
この中で最もパワーを持っているのは、(3)の自信です。
自信によるやる気が最高潮に達するのは、「今回本当に満点狙えちゃうかもー」みたいな感じで、努力がすごい結果を産むかもしれないという自信が持てるまで努力できた時です。
結局は、行動から始まります。
まずは、強迫観念であれ、希望であれ、行動を起こすことから始まります。
行動を起こす時に、3つの要素が必要です。
(1)自信の持てる正しいやり方
(2)結果が出せる教材・道具
(3)努力が続けられる環境
僕たち、塾の人間は、生徒のためにこれら3つを用意したいと思っています。
だから、真面目に努力する子が普通に結果を出せる勉強法を追求するし、教材にもこだわります。
そして、環境にもこだわります。
一番大事なのは、生徒たちが一生懸命勉強している学習環境と、先生たちがとにかく明るくてポジティブであることです。
「この子は伸びる」と確信が持てるように対策を考えた上で、「あなたならやれるよ!」と励ましたいと思っています。
「やる気」という得体の知れないものを分解するのであればそういうことです。
ただし、「本当にやる気がある人」ってそんなにいません。
受験生でも本当の意味でやる気がある人、自分の目標達成に集中している人ってそう多くありません。
だからこそ、あなただけでもやる気を出せば、たとえ今どんなに不利な状況にあっても勝てる可能性はあります。
そんなにみんなやる気を持って努力していません。そんなものです。
大人もそうです。
目標を持って本気で仕事に挑んでいる人、毎日戦っている人って、そんなにはいません。
毎日全力で働く会社員、毎日全力で思考する経営者、全体の何%いるでしょう?
受験勉強でも仕事でも、逃げずにちょっとだけやる気を出して行動すれば、自分が望む結果に近づいていきます。
そして、その結果が目の前に迫ってきたら、本当のやる気が内から湧いてきます。
「自信」という原動力で今まで出せなかった力が湧いてくるのを実感するでしょう。
「私なんて頭悪いから」とか、「どうせできない」とか考える必要はありません。
あなただけ、逃げずにちょっと行動すれば、努力しない大多数には簡単に勝てます。