【高校生の勉強法】大学受験の直前対策はどうする?
英心うえの塾の中村です。
今回は、大学受験の直前対策についてご説明します。
受験勉強の王道としては、8月までに一通りの内容を学習して、9月から志望校対策に入ります。
私立大学が第一志望の人も、国公立大学が第一志望の人も、9月からは自分の志望校に合わせて実戦的な学習を進めます。
特に、国公立志望の人は、共通テスト対策と二次試験対策を並行して進める必要があるため、かなりの負担になります。
この大変な時期を乗り切るために、賢明な体調管理とメンタル管理を行う必要があります。
例えば、
しっかりと睡眠をとること。
適度な運動をすること。
イヤな人と距離を取ること。
勉強面ではいくつかポイントがあります。
(1)基礎知識の確認
入試で必要な知識は常にアクティブにしておきましょう。今まで使った参考書を何度も読み直して重要な知識は忘れないようにしましょう。もちろん、必要があれば、直前対策に有効なチェック用の参考書をゲットしてもいいでしょう。
(2)本番に強い人になるための訓練
意識としては、練習も本番だと思ってやることです。本番に緊張しやすい人は、本番の負荷を普段の演習で再現できなくても、時間短縮という別の負荷をかけて練習するのもいいでしょう。
自学自習で緊張状態を再現できない分、時間が短いというハンデを自分に与えて自分を鍛えると良いでしょう。
(3)過去問+対策本で万全の対策を!
過去問は、一般的に解説が簡潔です。
どうすれば合格点が取れるか、どういう発想で直前対策をすれば良いかを掴むために、対策本を用意しましょう。解説が詳しくて、入試を解答するためのスキルについて多く触れている参考書を選んでください。共通テスト用も多数出ているので、自分に合うものを選んで活用しましょう。
くれぐれも赤本だけをやることで、直前対策になるとは思わないことです。組み合わせてください。
(4)時間内に解き切る訓練をしましょう!
演習は、必ず制限時間を決めて時間を測って取り組んでいると思います。この訓練は色々な意味を含んでいます。時間を測ることで、自分にスイッチを入れる訓練になります。入試本番で完璧な集中状態、ある種の没入状態に入れるように常日頃から訓練をしてください。
スキャニングの訓練も有効です。スキャニングとは、速読法の一つで、ある用語をざっと見てキャッチする技術です。意識してやり続ければ力がついてきます。
(5)記述と論述は何周も取り組んで完全答案を作る!
二次試験で記述や論述の試験がある人は、過去問等をやるときに必ず反復して同じ問題に再度取り組んでください。
1回目に問題を解くときは、なんとか問題を特のに精一杯で、どのように着想するか、どう書けば減点が回避できるか、など実戦に必要なことに思考を回す余裕はありません。せめて3周は繰り返し取り組んでほしいです。
二次試験への対応は日々進化するでしょうから、2周目、3周目とコツを掴んできて自分の実力が向上していることを実感できるでしょう。
そのように直前期の対策には重要なポイントがいくつかあります。
何かご相談があれば、ぜひ英心うえの塾へ!