【高校生の勉強法】数学のサクシードはどう使いこなす?
英心うえの塾の中村です。
今回は、高校数学のお話です。
数学のサクシードは多くの高校で教科書と一緒に使う問題集として定番だと思います。
今回は、サクシードをどう活用するか、というお話です。
河合先生の動画も見てね!▼▼▼▼
サクシードは予習で使うというより「復習用」の教材です。
サクシードは問題集なので、授業で分野の理解を深めてから、計算練習や応用演習を行うものです。
サクシード単体で学習が成立するのではなく、授業や参考書の活用が先にあって、その練習として使うものです。
おススメの勉強は、平日に学校進度に合わせてどんどん解くことです!
月曜日から金曜日の間に、学校の授業が進むと思います。
学校で習って、その内容を理解したら、その範囲の問題をどんどん進めていきましょう。
理想は、重要例題から始めて、A問題、B問題を一通りやることです。
基礎を理解した上で問題を解く場合、初見の問題で考え込んではいけない!
授業を理解して、その範囲の導入や公式理解、公式暗記が済んでいるのであれば、重要例題に挑んでください。
5秒手が止まる場合、考え込んでも解法は出て来ません。
手が止まった問題は、付箋をして、解説を熟読した上で解法を理解します。
そして、解答を閉じて自分でも解いてみます。
とにかく、基礎理解の次に初見の問題を解くとき、考え込んで時間をかけすぎてはいけません。
初見の問題は、サクッと解けるのか、解けないのかの仕分け作業だと思って間違いありません。
週末に付箋の問題を再度見て、解法がわかるのか、再度じっくり復習するのかを見極める!
土日にやるべきことは、付箋の問題を見て解き方が分かるのかをチェックします。
解き方が頭に浮かんでこないときは、再度解説を見て理解をしたうえで、解きなおしをします。
付箋がどんどん外れていけば、学習のペースは良いと言えます。
どうしても付箋の数が多くなってしまう場合は、問題を絞り込んでも良し!
数学が苦手な人がいると思います。
理想は、重要例題から、A問題、B問題へと一通り演習することですが、
付箋だらけになってしまう人は、問題を絞り込みましょう。
絞り込むパターンは2つです。
共通テストなどで数学を使う人は:重要例題とB問題*のみをやる!
まずは基礎だけを徹底したい人は:重要例題とA問題をやる!
学校の授業で分野の理解が追い付かない人は?
何らかの理由で、学校の授業で分野ごとの基礎が理解できない場合、参考書学習と塾での指導が必須となります。
学校はあくまでペースメーカーとして活用しつつ、自分で基礎内容を学んでいきます。
理解できないところは、塾の先生に教わって理解できるようにします。
それから重要例題に挑みましょう。
おススメは、「やさしい高校数学」です。かなり基礎から学習できます。
高得点を取りたいなら、章末問題までやろう!
B問題まで頑張れば、学校のテストで7割は見えてくるでしょう。
もっと高得点を取るのだ!という場合は、章末問題に挑んでください。
テスト直前1週間は、鉛筆を持って解くというより、チェック作業をしている!
テスト1週間前にはテスト範囲の演習を終えて、最終的な解法暗記と暗記漏れがないかのチェックです。
テスト直前に全力で解いているようではダメ!
とにかく問題を見て解法が浮かぶのかをチェックするんです。
すっと解法が出てこない場合は、再度確認、解きなおしです。
どうしても赤点を取っちゃう人はどう勉強法を改善すればいい?
赤点を取る理由は、学習の網羅性と習熟度の問題を点検してみよう。
つまり、テスト範囲のサクシードは学習が網羅できたか?
そして、学習した問題は、きちんと解けるようになっていたか?つまり問題を見た瞬間解法が浮かんでいたのか?
これら2つの観点でチェックします。
網羅性と習熟度の問題は、「時間」の問題です。
そして、「時間」の問題は、「初見の問題を解くときに、時間をかけすぎていないか?」にあります!
初見の問題で考え込みすぎて、時間をかけすぎてしまうと、解法暗記に時間を使うことができずに、
時間切れとなって、テストのときに解法が出てこなくて、点数が低くなってしまいます。
初見の問題で時間をかけない!ことが重要です。
どうしても1問1問時間がかかる場合は、「問題の絞り込み」も必要です。
高1・高2は数学の問題を解くための道具を揃えているのだ!
なにか、数学を暗記のような感じで言われると違和感を持つ人もいるでしょう。
だって、数学は思考する科目だからって。
それも間違いではありません。当然数学は考える学問です。
でも、考えるための知識は必要で、その知識という道具を高1・高2で揃えていっているのです。
じゃあ、高1や高2で数学の面白さは味わえないのかと言うとそうではありません。
中学校でやってきた内容の回収ができます。
ちょっと疑問を残したまま、中学校はとにかく解けるようにしてきた部分があるはずです。
その部分の謎が高校数学で解けたりする!それが面白いんです。
「なぜそうなるんだろう?」はどこまで考えればいいのか?
数学って、「なぜそうなるのか?」疑問が生まれることが結構あります。
その場合はその謎について考える時間を持つことは大切です。
でもその謎が解けないときは、数学講師にきいてみてください。謎を解明できる場合もあるし、
もう少し待ってから、別の単元を学んでから謎が解ける場合もある。
でも、それは大学に入ってからという場合もあるし、ちょっとその謎は一旦置いておいた方がいいってこともある。
「なぜそうなるか?」という疑問を持って追究する姿勢はとても大事。
でも、そのまま追究すればいいのか、一旦置いておけばいいのか、わからなくなったら、先生に相談してみてね。
英心うえの塾高校部「理数適塾」では、高校生、大学受験生、高志中生を中心に学習指導しています。
困ったことがあれば何でも相談してくださいね。