【高校生の勉強法】物理が苦手な人のための勉強法
こんにちは、英心うえの塾高校部「理数適塾の中村です。
今日は「高校の物理の勉強の仕方」について書いていきたいと思います。
僕自身は物理の専門家ではありません。ですから今回は物理そのものの解説ではなく、「物理が苦手なんだけど、どう勉強すればいいのか?」という行動面の工夫に焦点を当ててお話しします。
物理はなぜ難しく感じるのか?
高校物理で学ぶ内容の多くは、**「古典物理学」**と呼ばれる体系です。
ニュートンの運動法則やエネルギー保存則、マクスウェル方程式など、すでに証明され整理された法則が中心となります。
つまり、私たちは先人が人生をかけて発見した法則を、短期間で一気に学ぶことになります。
「理解が追いつかない」「自分だけ分からない」と感じるのは自然なこと。焦る必要はありません。
参考書は“定番”から選ぼう
物理の参考書は英語ほど多様ではありません。その分、「定番」と呼ばれるものを使えば十分対応できます。
たとえば、こんなシリーズが有名です:
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『宇宙一わかりやすい物理』シリーズ
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『面白いほどわかる物理』シリーズ
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『基礎問題精講』
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『良問の風』
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『解法のエッセンス』
大切なのは、「自分が読んで理解できるかどうか」。
もし「難しすぎて進めない」と感じたら、参考書を変えても構いません。無理に一冊にこだわるより、合うものを見つける方が効率的です。
分からないときは人に聞く
物理は「この公式はどんなときに使うの?」「そもそもこの現象は何?」という壁にぶつかりやすい科目です。
そんなときは一人で悩むより、先生や先輩に聞くことが大切です。
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経験豊富な先生からの説明
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大学生のアルバイト講師が「自分はこう理解した」と話してくれる体験談
こうしたアドバイスは、自分の理解を大きく助けてくれます。質問できる環境があることは、物理学習の大きな安心材料です。
問題演習の進め方
理解できたら、問題演習で定着させることが不可欠です。
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いきなり難問には挑まない
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基礎的な練習問題を解き、分野ごとに固めていく
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『基礎問題精講』や『良問の風』などの入試問題集に進む
物理は分野ごとに学びやすく、力学・電磁気・波動・熱・原子などを独立して進められます。基礎を固めながら、少しずつ入試問題へステップアップしていくのが王道です。
現象をイメージしよう
物理は「頭の中で現象をイメージできるかどうか」で理解度が変わります。
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資料集で図や写真を確認する
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YouTubeなどで実験動画を見る
今は動画教材も豊富なので、目で見て現象をつかむことは大きな武器になります。
自分レクチャーで仕上げる
最後におすすめなのが、**「自分で授業するつもりで説明する」**という勉強法です。
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公式の意味
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解き方の手順
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問題の着眼点
これらを声に出して説明できるようになれば、本当に理解できた証拠です。いわゆる「人に教えるつもりで学ぶ」方法は、学習効果が非常に高いことが研究でも知られています。
まとめ
物理は壁にぶつかりやすい科目ですが、
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定番の参考書を自分に合うまで試す
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分からないことは人に聞く
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基礎から段階的に入試問題へ進む
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現象をイメージしながら学ぶ
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自分で説明できるようにする
この流れで学べば、苦手意識を克服し、得点源に変えることができます。
「物理苦手…」と悩んでいる人は、ぜひ今日から取り入れてみてください。
👉 このブログを読んで「もっと具体的な勉強法を知りたい」という方は、英心うえの塾までお気軽にご相談ください。