【福井市の塾が解説】スマホ時代の小中学生|集中力を高める5つの工夫
こんにちは、英心うえの塾 二の宮本校の山口です。
近年、若い世代を中心に、集中力が続かないと感じる場面が増えているように思います。
その大きな要因として、やはりスマートフォンの存在は無視できません。
デジタルネイティブと呼ばれる世代は、デジタル機器への理解や操作能力が高い半面、常にスマホやタブレットなどの娯楽が視界にある環境で育っています。
スマホが身近な時代の集中力
映画館で上映中にもかかわらずスマホを触ってしまう人がいる、という話も、今では珍しくありません。 SNSでは
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「長時間座っているんだから触っても仕方ない」
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「映画館で暇になったらスマホを触る?触らない?」
といった意見やアンケートまで出回っています。
私たちの世代からすれば信じがたい話ですが、こうした事例からも、若い世代にとって長時間集中することがいかに難しいかがわかります。
とはいえ、デジタル機器を完全に断つという生活スタイルの大転換は現実的ではありません。 しかし、集中して勉強するための小さな工夫であれば、今日からでも始めることができます。
脳の仕組みを知っておく
脳はもともとマルチタスクが苦手です。 複数のことを同時に考えようとすると、それだけで処理能力が落ちてしまいます。
だからこそ、
脳の負担を減らし、一つのことに意識を向ける工夫
をすることで、勉強の効率を大きく変えることができるのです。
集中力を高める5つの工夫
① 机には必要最低限のものだけ
視界に漫画や小物があると、無意識のうちに注意がそちらへ向いてしまいます。
脳は常に、視界に入る情報を「重要か、そうでないか」で仕分けし続けています。 人混みの中で知り合いを瞬時に見つけられるのはこの能力のおかげですが、逆に言えば、それだけ脳のエネルギーを使っているということでもあります。
今すぐ使う教材だけを机に置き、不要なものは床や棚へ移動させましょう。
② 音楽を聴くなら「歌詞なし」
歌詞のある曲、特に日本語の歌詞は、脳が勝手に言葉を処理しようとするため集中力が削られてしまいます。
自分の名前を呼ばれると反応してしまうように、言葉は脳にとって非常に強い刺激です。
本来は無音が理想ですが、雑音の多い環境では、歌詞のない音楽や環境音を選ぶようにしましょう。
③ 脳に栄養補給をする
勉強中、脳のエネルギー源となるのは酸素とブドウ糖です。
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眠くなったら外の空気を吸う
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姿勢を正す
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空腹時は少し間食する
といった工夫が効果的です。
※朝ごはんを抜くのは論外です。
④ 「今やること」を書き出す
机に向かったものの、
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進路のこと
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試験までにやるべき復習
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学校の宿題
など、あれもこれも考えてしまうことはないでしょうか。
しかし、その状態では目の前のワークに集中することはできません。
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することリストを作る
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「社会のワークP.○○」と書いて目の前に置く
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終わったら消す、線を引く
こうして、今考える必要のないことを一度頭の外に出すことが大切です。
⑤ 「短時間集中 → 短時間休憩」を繰り返す
そもそも人間の脳は、長時間集中し続けるようにはできていません。
個人差や学習内容にもよりますが、
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中学生であれば30分程度
が集中力の目安と言われています。
例えば、
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入試の過去問は大問ごとに10分
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宿題のプリントは3問で5分
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プリントの表面を何分で終わらせるか時間を計る
といったように、短い区切りを意識することで集中を維持しやすくなります。
まとめ
集中力には個人差がありますが、今回紹介したような小さな工夫で、誰でも今より集中しやすくなります。
スマホを完全にやめる必要はありません。 大切なのは、脳が集中しやすい環境を意識することです。
まずは、どれか一つだけでも試してみてください。
英心うえの塾 二の宮本校では、福井市で小中学生一人ひとりに合わせた学習環境づくりを大切にしています。 学習や集中力についてお悩みがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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