【大学受験の勉強法】できる受験生とは?合格する受験生が必ず持っている「3つの力」
福井の英心うえの塾高校部「理数適塾」の中村です。
理数適塾は、藤島高校や北陸高校・仁愛女子高校の近くにある文京の教室と、
高志高校や羽水高校に通う高校生にとって便利な立地の福井駅前分教室があります。
受験指導をしていると、毎年「合格する受験生」には共通点があると強く感じます。
もちろん学力も大切ですが、それ以上に “受かる人の考え方” には明確な型があります。
今日はその核心である「できる受験生=合格する受験生の条件」についてお話しします。
1.できる受験生の本質
最初に結論を言います。
👉 できる受験生とは、大学が求めるものを理解し、それを満たそうとする受験生。
言い換えると、
- 自分が何をしたいか
- どんな大学に行きたいか
- その大学がどんな学生を求めているか
これらをすべて把握して、“自分と大学のズレを埋める努力をし続けられる人”が、最終的に合格を勝ち取ります。
2.受験には「軸」が必要
大学受験は、高校受験と違って選択肢が多く、受験機会も豊富です。だからこそ、迷いやすい。
ここで重要になるのが受験の軸です。
● 軸がある受験生
- 第一志望が明確
- その大学の入試傾向を理解している
- 必要な学力とのギャップが見えている
- 勉強の方向性・対策が一貫している
● 軸がない受験生
- 受験校の選び方に一貫性がない
- その場の気分や不安で勉強内容がぶれる
- 過去問研究をしない・浅い
- 「どれが本命なのか」が自分でもよく分かっていない
結果として、軸のある受験生は伸び続け、軸のない受験生は途中で失速してしまいます。
3.継続できる人が最後に勝つ
受験で一番難しいのは「継続」です。
なぜなら、
- 努力してもすぐに結果が出ない
- やるほど自分の不足が見えて、精神的にしんどくなる
- 得意科目が伸び悩む時期がある
- 周りが先に伸びていくように見えて焦る
こうした状況でも淡々と積み上げられる人が最終的に勝ちます。
● 受験は「総合点の戦い」
1科目で限界を感じても、他の科目で点を伸ばせばいい。それは立派な戦略です。
「戦略」という言葉には、
- 戦:やることをやる
- 略:やらないことを決める
という側面があります。つまり受験では、“やることの選択”と“やらないことの選択”の両方が重要です。
4.よく出る部分に集中する=受験の当たり前
高校の勉強は範囲が膨大です。中学のように「全部をやればなんとかなる」という世界ではありません。
よく言われるパレートの法則(80:20)の通り、
- 出題の8割は、学習内容全体のうち2割から出る
- しかし真面目な受験生ほど「全部を平均的にやろう」としてしまう
これでは時間が足りません。
だから、できる受験生は必ずこうします。
👉 第一志望の入試傾向を研究し、「よく出る分野」から優先して潰す。
結果が出ない受験生は、
- 「全部を完璧にしなければ」と思い込み
- 時間と労力を薄く広く分散してしまう
という「真面目だけど非効率」な状態に陥りがちです。
5.まとめ:できる受験生は“大学と自分のズレを埋め続ける人”
最後に、ポイントをまとめます。
✨ できる受験生=合格する受験生は…
- 大学が求めるものを理解している
- 受験の軸があり、ブレない
- 継続できる(周りが脱落しても続ける)
- よく出る部分から徹底して潰す戦略性がある
こうした考え方が身につくだけで、偏差値も成績も大きく変わっていきます。
受験は「才能」だけで決まるものではありません。
方向性 × 継続 × 戦略
この掛け算で、結果は大きく変わります。
今年の受験生には、ぜひこの「できる受験生の思考」を身につけてほしいと思います。
