【勉強の意義とは?】知識だけではない学びの力
こんにちは!英心うえの塾ワッセ校の堀江です。
今回は、「勉強の意義」についてお話ししていこうと思います。
勉強は本当に必要なのか?
勉強に対する考え方や重要度は人それぞれです。「どうせ将来使わないし」と思っている人もいるかもしれません。実際、学校や塾で学ぶ内容の中には、大人になってから使う機会が少ないものも多いでしょう。それなのに、なぜ学生のうちは必死に勉強しなければならないのでしょうか?
実は、大切なのは知識そのものではなく、「学ぶ姿勢」です。勉強に向き合うことで、自分自身の在り方や価値観が豊かになり、物事を考える力が育まれていきます。
私の経験:読書を通して実感した「考える力」
私は読書が趣味で、小学生の頃は学校の図書館に通い詰める程好きでした。中学生・高校生になってからもさまざまな作品に触れるうちに、気が付けばミステリー小説に特に興味を持つようになっていました。
しかし、もともとミステリーだけは苦手ジャンルの一つだったのです。それがなぜ好きになったのかを考えてみると、「考える力」が身についたことが大きな要因だったと気づきました。
ミステリー小説には物語や推理を楽しむための暗黙のルールが多く、幼い頃はそれらの表現が難しいからと投げ出したり、そもそも理解すること自体が億劫だとすら感じていました。
しかし、中学生になり、志望校合格を目指して勉強に取り組む中で、情報を整理しながら一時的に記憶したものを引き出したり、一見難しいと感じる説明を自分なりに理解しきる力が自然と鍛えられていたのです。その結果、途中で読むのを止めたことがある作品でさえも夢中になって楽しめるようになりました。
勉強を通じて得られる「考える力」とは?
「考える力」とは、単に知識を詰め込むことではなく、情報を整理し、自分なりに理解し、活用していく力のことです。この力は勉強を通じて少しずつ鍛えられます。
例えば、
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お手本や例題を見ながら、自分で予習問題を解くスキル
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苦手な教科にも挑戦する姿勢
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分からない問題を放置せず、解決しようとする習慣
これらは、将来どんな道に進んでも役立つスキルです。
勉強の本当の価値
社会に出ると、新しい仕事を覚えたり、問題を解決したりする機会がたくさんあります。そのときに、「考える力」や「粘り強く取り組む姿勢」が大きな助けになります。
例えば、
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好きなゲームの背景や仕組みを知りたいと思う気持ち
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スポーツで上達する方法を考える力
これらも「もっと知りたい!」という好奇心から生まれるものであり、その土台は勉強を通じて築かれます。
まとめ:勉強は未来をつくる力
勉強は決して「知識を詰め込むだけの作業」ではありません。学ぶ過程で、自分で考え、工夫し、試行錯誤する力が養われます。
だからこそ、今の勉強を「ただの暗記」ではなく、未来をつくるための力を育てる機会として捉えてみてください。そうすれば、勉強に対する見方が今よりももっと前向きなものになる気がしませんか?