高志中学校の受検直前対策|過去問の採点・解き直しで「次に伸ばすところ」を見つけよう
英心うえの塾の中村です。
高志中学校の受検が近づいてきました。
2026年12月12日(土)は適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
2026年12月13日(日)は個人面接です。
「過去問を解かせているけれど、これでいいのかな」
「記述問題の採点が難しい」
「残りの時間で、何を優先すればいいんだろう」。
そんなご相談が増えてくる時期です。
ここからの対策の中心にしてほしいのは、過去問を通じて、自分に必要な勉強を見つけることです。今回は、その取り組み方と、二の宮本校で行う特別サポートについてお話しします。
過去問で見つけたいのは、「次に伸ばすところ」
「まだ十分に勉強できていないから、過去問はもう少し後で」と思っている人も、まず取り組んでみてください。解いてみるからこそ、何を補強すればいいかが分かります。
文章の根拠を見つけられないのか。割合や速さの計算でつまずくのか。資料は読めるのに、説明する文章が書けないのか。「何となく苦手」を、「今日はここを練習しよう」に変える。そのために過去問を使うんです。
過去問から、次の勉強を見つける
STEP 01
解く・採点する
できた問題と、失点した問題を確認する。
STEP 02
課題を見つける
知識・読み取り・説明・時間の、どこでつまずいたか整理する。
STEP 03
補強・解き直し
必要な練習をして、解答を見ずにもう一度解く。
次の年度へ進む前に、「自分でできること」を一つ増やしましょう。
新しい年度から取り組むのもよいでしょう。ただし、解いた年数を増やすことだけが目的にならないように。一つの過去問から、できることを一つでも増やす。そこを大事にしてください。
記述問題は、答えに必要な「要素」を確認する
記述問題は、解答例と表現が違うだけで、不正解になるとは限りません。反対に、似た言葉が書いてあっても、大事な根拠が抜けていることがあります。
そこで、答えに必要な要素を分けて見てみましょう。例えば6点の問題なら、学習用に次のような仮の基準を置く方法があります。
6点の記述問題:3つの要素を分けて確認する例
仮配点:2点
ポイント1
該当する内容があれば+2
仮配点:2点
ポイント2
該当する内容があれば+2
仮配点:2点
ポイント3
該当する内容があれば+2
採点基準は公開されていませんが、予測でいいので、解答を要素分解して採点してみるとよいです!
「何となく合っていそう」で終わるより、「根拠が一つ抜けていた」「理由を聞かれているのに、結果しか書いていなかった」と確認できた方が、次につながります。
迷う答案は、先生に見てもらってください。何点かを決めるだけでなく、どう直せば、もっと伝わる答案になるのかまで確認しましょう。
満点よりも、目標との差を埋めることを考える
難しい問題が解けなかったからといって、そこで落ち込む必要はありません。僕は、演習ではまず6割を一つの学習目標にすることを提案しています。
もちろん、「6割取れば必ず合格できる」という意味ではありません。年度によって難しさは変わりますし、面接もあります。
例えば、目標60点に対して今は48点だったとします。「あと12点足りない」で止まらず、どの問題で取り戻せそうかを考えてください。計算ミスを減らす。記述に根拠を加える。読み落としていた条件に印をつける。失点の中には、練習によって改善できるものがあります。
保護者の方も、「どうしてできなかったの?」より、「次は、どこを取れるようにしようか?」と声をかけてあげてほしいと思います。
適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、それぞれの対策
検査ごとに、練習の焦点を変えよう
適性検査Ⅰ
本文を根拠に書く
初見の文章を読み、答えの根拠を本文で確認する。
適性検査Ⅱ
条件を整理する
算数の苦手を補強し、図・表・式で考える。
適性検査Ⅲ
資料と知識を結ぶ
説明やデータを読み、根拠を挙げて表現する。
どの検査でも、「なぜその答えになるのか」を大切に。
適性検査Ⅰは、丁寧な読解が中心です。読解に不安がある人は、無理なく続けられる長さの初見の文章を、1日1題。記述で答える練習をしてみてください。
間違えたら、「どこに書いてあった?」「どの言葉を根拠にした?」と本文に戻ります。自分の考えを書く問題でも、本文や設問の条件を踏まえて、理由とともに伝えることが大切です。
適性検査Ⅱは、苦手単元の補強と、条件整理を並行して進めましょう。速さが苦手なら速さ、割合が曖昧なら割合、単位の換算で間違えるなら単位です。
文章問題では、「分かっていること」「求めること」「使える条件」を整理する。必要なら図や表にする。問題を読んですぐ式を探す前に、状況を捉える練習をしてください。
適性検査Ⅲは、過去問そのものを教材にして学びます。理科・社会の基礎知識は大切ですが、用語を暗記するだけで対策を終えないようにしましょう。
説明、図、表、グラフから何が分かるか。どの数値を比べればよいか。どの情報を根拠に説明するか。答え合わせでは、正解だけでなく、そうした着目の仕方も学んでほしいと思います。
解説を読んだら、伏せてもう一度やってみる
間違えた問題の答えを、赤で写して終わっていませんか? ノートに正解が残っていても、自分で解けるようになったとは限りません。
まず、解説をじっくり読む。理解できたら、解答を伏せて、自分で考え方をたどり直す。「最初に、この条件を見るんだったな」「ここを図にすれば分かるんだ」「だから、この式になるんだな」。そんなふうに、もう一度自分で解いてみてください。
途中で止まったら、そこがまだ曖昧なところです。確認して、また挑戦する。この取り組み方が身につくと、過去問から学べることが増えていきます。
二の宮本校で、過去問の特別サポートを行います
「記述の採点が難しい」「解説を読んでも分からない」「直前期の優先順位を相談したい」。そんな方に向けて、英心うえの塾・二の宮本校で、過去問の特別サポートを行います。
高志中学校 過去問特別サポート
全4回・毎週金曜日
2026年11月13日・20日・27日・12月4日
18:30〜20:30
会場:英心うえの塾 二の宮本校
採点・記述のポイント確認/課題分析/直前期の学習相談
答案を見ながら、「何が足りないか」「どこを補強すればよいか」を一緒に考えます。点数を確認するだけでなく、その後の家庭学習で何をするかまで、具体的にするサポートです。参加については、お問い合わせフォームからご相談ください。
不安を、「今日できること」に変えていこう
僕は、高志中学校の過去問には、考える面白さを感じられる問題がたくさんあると思っています。実際、過去問に取り組むようになって、以前より勉強を楽しむようになった生徒もいました。
「なるほど、そういうことか!」「さっきまで分からなかったのに、自分で解けた!」。その経験が、次の勉強につながるんですよね。
最初から高得点でなくても大丈夫です。今日解けなかった問題の考え方を一つ理解する。答案に足りなかった根拠を書けるようにする。苦手な計算を解き直す。睡眠や体調も大切にしながら、一つずつ積み重ねていきましょう。
合格を目指す勉強を、自分で読み、考え、学ぶ力を育てる時間にする。英心うえの塾では、その過程を支えていきたいと思っています。
日程・検査内容の出典
出願等の詳細は募集要項をご確認ください。
