中3生・保護者の方へ|学力診断テスト直前対策
英心うえの塾の中村です。
中3生の学力診断テストが、11月4日・5日に行われます。いよいよ本番が近づいてきました。
「十分に対策できた」という人もいれば、「まだ目標点に届かない」「何から手をつければいいかわからない」という人もいるでしょう。保護者の方も、「このままで大丈夫かな」と心配になる時期だと思います。
今日は、そんな直前期に、どんな勉強を優先すればいいのかをお話しします。
合言葉は、「明日が試験なら、今日何をする?」です。
まず「今、何点取れるか」を確かめよう
まだ過去問を一通り解いていない人は、まず本番と同じ時間で解いてみてください。
「もう少し勉強してから」「まだ実力が足りないから」と、後回しにしなくて大丈夫です。今の実力を確かめるために解くのですから、できない問題があって当然です。
大事なのは、今の得点と目標点の間に、どれだけ差があるかを知ること。
そして、点数だけでなく、答案を見ながら「どこで落としたのか」「どこなら取り戻せそうか」を確認してください。
漠然と「もっと頑張らなきゃ」と思っているだけでは、やることが決まりません。「あと何点を、どこで取るか」が見えてくると、勉強は具体的になります。
「あと何点?」を見える形に。
答案から「取り戻せる問題」を探そう。
※得点は説明用の仮の例です。志望校の基準ではありません。バー全体=目標点。
「明日が試験なら、今日何をする?」で優先順位を決める
1か月、2か月あるなら、時間をかけて基礎から積み上げる計画も立てられます。
でも、ここまで本番が近づいたら、立派な計画表を作ることに時間を使うより、今日の勉強を得点につなげたい。
僕らも、生徒にはこういう考え方をしてもらいます。
もし明日が試験だったら、
今日、何を勉強する?
そう考えると、「いつか必要になりそうな勉強」よりも、「今やれば、明日取れるかもしれない1点」に意識が向きます。
もちろん、行き当たりばったりで何でもやるという意味ではありません。今日取り組む内容を絞り、終わったら本当にできるようになったかを確かめる。その積み重ねです。
狙うのは「勉強したのに、まだ点になっていないところ」
直前期に優先したいのは、まったく初めての難しい問題でも、長時間かけても手がかりがつかめない問題でもありません。
一度勉強したのに、まだ得点につながっていないところです。
夏休みに取り組んだ内容や、学校・塾で習った内容の中に、こんなものはありませんか。
- 覚えたはずなのに、テストでは思い出せない。
- 解説を読めばわかるのに、自分では最後まで解けない。
- 解き方は合っていたのに、計算や条件の確認で失点した。
こういう「惜しいところ」を、確実に取れる問題に変えていきたいのです。
「惜しい」を「取れる」に変える。
隠して、意味や答えを言う。
何も見ずに、解き直す。
計算・条件の確認を直す。
「見たことがある」から、「自分でできる」へ。
例えば、英単語のつづりを覚え直す。理科や社会の用語の意味を確認する。数学で間違えた問題を、何も見ずにもう一度解く。国語の記述で、必要な言葉や条件を落としていないかを確かめる。
新しい問題集を最初から全部やるより、今まで使った教材や答案の中に、取り戻せる得点が残っていないか探してみてください。
「見たことがある」を「自分でできる」に変える。今は、この復習に力を入れたい時期です。
「1時間で1点伸ばす」つもりで勉強しよう
もう一つ、意識してほしいことがあります。
「1時間勉強したら、1点伸ばすぞ」
「3時間やったら、3点分はできることを増やすぞ」
そのくらいの集中力と密度で取り組んでほしいのです。もちろん、勉強時間に比例して必ず点数が上がる、という意味ではありません。
「今日は3時間座っていた」で終わらず、「その3時間で、何ができるようになったか」まで確かめようということです。
答えや解説を読んで納得したら、いったん閉じる。そして、自分の力でもう一度解いてみる。
知識が足りなかったなら補う。解き方に問題があったなら直す。僕が普段言う「復習」と「反省」です。
勉強の終わりに、「今日、取れるようになった問題」を確認できるといいですね。
保護者の方へ。「今やれることをやろう」と支えてください
「目標点に届かなかったらどうしよう」
本人も、ご家庭も、不安になると思います。学力診断テストの結果は、志望校を考えるうえで大切な判断材料ですから、気になるのは自然なことです。
ただ、今の段階で、まだ出ていない結果について心配を重ねても、今日の得点は増えません。
ご家庭では、ぜひこんなふうに声をかけていただけたらと思います。
「まずは、今やれることをやろう」
「今日できることを、一つずつ増やしていこう」
「結果が出たら、そのときに一緒に考えよう」
無理に「絶対大丈夫」と言い切る必要もありません。結果がどうであっても、その後のことは一緒に考える。その姿勢が、目の前の勉強に向かう支えになると思います。
本人を必要以上に迷わせず、不安にさせず、今できることに集中できるようにしていただければと思います。
答え合わせで、終わらせない。
今の実力と失点を知る。
知識を補い、解き方を直す。
解き直す
自力でできるか確かめる。
次に出たとき、正解へ。
復習=知識の補充 / 反省=解き方の改善
今日の1点を、積み重ねよう
直前期に大切なのは、不安をなくしてから勉強を始めることではありません。不安があっても、今日できる勉強を一つ進めることです。
まず今の得点を知る。目標との差を確かめる。そして、取れそうで取れていない問題を、取れる問題に変えていく。
明日が試験なら、今日何をする?
毎日、この問いから勉強を始めてください。
本番まで、まだできることはあります。今日の1点を取りにいくつもりで、一日一日を積み重ねていきましょう。
勉強のこと、進学のことなどご相談がありましたら、ぜひお問い合わせください。


