英心うえの塾のブログ

【大学受験の勉強法】最大志望校の決め方

この記事は、大学受験に挑む高校生、高卒生のために書いています。

現在、英心うえの塾では大学受験生のための講座を数多く開講しています。入試対策の集団指導や、個別対応の大学受験戦略室(計画指導)などを行なっています。

 

その中で、志望校の話は必然的に出てくるのが、「最大志望校」という概念です。

最大志望校とは、受験年度、最大限頑張って合格できる志望校のことです。

 

第一志望校の考え方はいろいろあります。

限界を突破して挑戦しようという第一志望もあるし、手堅く合格を勝ち取ろうとする第一志望もあります。ある意味、自分のこれまでの取り組みを最大限改善して、合格できる可能性がある志望校を「最大志望校」とします。

 

だいたい1ヶ月程度、本気で受験勉強に取り組んでみると、自分の最大志望校がわかってきます。

3つほどステップがありますので、一度やって見てください。

①年間計画を立ててみる。

まずは年間計画を立ててみます。ポイントは、12月末日までに前工程が終わるように立ててみることです。ギリギリで立てても絶対に間に合いません。12月末日までに終わるような計画を立てて、それを週間計画に落とし込んでみます。

その計画がだいたい予定通りいくような状態に持ち込めれば、その志望校は最大志望校として成立します。あまりに余裕がある場合は、もう少し難易度の高い志望大学も設定できると思います。

 

②十分な睡眠時間を確保する。

睡眠時間を削らないと成立しない計画ではダメです。睡眠時間を削った段階で確実に効率は落ちています。十分に睡眠をとって、起きている時間を全力で勉強に活用できるようにします。

もし睡眠時間を削って無理やり勉強したとしたら、本当は合格できたかもしれない大学も落としてしまいます。「機会損失」になってしまいます。

 

③「集中と選択」で使える時間を全部勉強にふってみる。

普通は、勉強以外のことに時間を使っているものです。志望校合格以外に費やしていた時間を全部勉強にふってみると良いでしょう。意外に、勉強量が確保できることがわかります。

体調を整えて、適度な運動をした上で、勉強に「全ふり」してみましょう。

 

3つのステップで、自分が最大限努力すればいけそうな大学が見えてきます。

どう考えても無理だと思う目標も見えてくるでしょう。

 

なんとなく「行けそうだ」と思っても、いざやってみると、絶望感を感じることもあるでしょう。その時に睡眠時間を削って無理をして勉強をして、最高の結果は出ません。むしろ、本当は行けたはずの大学も逃してしまうでしょう。

 

「無理だ」とわかっても絶望する必要はありません。

自分の目的を明確にしてみてください。大学に行って何をしたいのか、どんなテーマを持って学問に取り組みたいのか、突き詰めてみてください。

本来の目的を見失って、手段が目的になることを「自己目的化」と言います。大学もあくまで目標であり、もっと先の重要な目的があるはずです。

 

英心うえの塾では大学受験に挑む高校生と高卒生をサポートしています。

ぜひご相談ください。