英心うえの塾のブログ

【中学生の勉強法】学力診断テストの社会は結構タイヘン

英心うえの塾の中村です。

福井県では中学3年生の秋に、「学力診断テスト」という重要な試験が行われます。いわゆる進路指導の目安にも使われる大きなテストです。定期テストとは違って、入試を意識した難しい問題が出題されることもあります。ある意味、県立高校入試よりも難しいと感じるような問題も出たりします。

 

社会科は、暗記系科目で、覚えれば得点源にしやすい科目です。しかし、社会科は覚えればOKと思いきや、結構暗記量が多いだけでなく、思考力を要する問題もかなり多く出題されます。最近の傾向なのでしょうが、一問一答的な単純な対策では攻略しづらくなっています。

■夏に詰め込んで、秋に復習する!が正解

秋の実力系テストをクリアするためには、夏の詰め込みが重要です。詰め込み学習はネガティブに捉えられがちですが、勉強のポイントは復習です!

「一度にやろうとするより、何度も繰り返して習得する!」というのが、あらゆる学習の基本です。秋に行われる重要なテストを攻略する秘訣は、夏詰め込んで、秋に復習する!ということです。

夏のうちに成果が出る必要はありません。

夏に頑張っているのであれば、結果についてとやかく言う大人がいても無視しましょう。

秋にすぐ結果が出る必要もありません。

やったことを淡々と復習していきます。焦ってはいけません。

 

■歴史は年号暗記とストーリーの肉付け!

福井県の入試や学力診断テストは、世界地理、日本地理、歴史、公民という出題があります。地歴公民融合問題も出題されることがあります。

歴史は、広い範囲から出題されるので、そもそもヤマをはる勉強ができません。広い時代範囲をきちんと把握するためには、重要な出来事の年号を覚えることです。

例えば、明治から大正時代の戦争は重要な出来事で、歴史を把握するための目安になるので、年号暗記は必須です。

1894年日清戦争(明治時代)  

1904年日露戦争(明治時代)  

1914年第一次世界大戦(大正時代)

これらの戦争は10年おき戦争とも言える戦争です。

1904年日露戦争を基準に(いくわよロシア)、10年おきで覚えておくと良いでしょう。

その間に、不平等条約の改正を中心に重要な出来事がたくさん起こっています。それを把握するためには、ストーリーを知ることです。教科書をよく読むと同時に参考書の活用も有効です。

「実力メキメキ合格ノート」という参考書を使うと、年号暗記とストーリーの肉付けが同時にできます。書き込み式ノートで知識の整理ができるだけでなく、赤シート暗記もできます。万能な参考書なので、教科書と一緒に活用してみてください。

 

■地理は詳しい参考書と過去問の演習が必須!

地理は資料を活用した問題がよく出題されます。過去問の一問目から、地図や統計などの資料がたくさん出てきます。教科書の熟読はもちろん、詳しい参考書も活用して、地図や統計に慣れておく必要があります。

問題を解いたら、詳細を参考書で確かめたり、分野ごとに参考書を読んで内容を理解したりしながら、地理の考え方を習得しましょう。

「くわしいシリーズ」の中学地理がおすすめです。

 

社会は暗記すれば得点源になりますが、ちょっとしたコツを知らなければ、学力診断テストでは通用しない知識に留まってしまいます。

この夏、せっかく頑張るのであれば、学力診断テストで結果を出せる学習をやりましょう。

 

英心うえの塾では、頑張る中3生を応援するために色々な学習の行事をご用意しております。

ぜひご相談ください。