英心うえの塾のブログ

【小学生の勉強法】小学生の国語学習はどうすればいいのか?

英心うえの塾の中村です。

最近、国語力の低下や読解力の低下について話題になることが多くなりました。塾でも、読解が苦手で困っているとか、心配しているとか、ご相談を受けることがあります。

 

今回は英心うえの塾の小学生個別学習(育脳寺子屋コース)で取り組んでいる国語学習について述べたいと思います。ご家庭でも取り入れられることがたくさんあると思うので、参考にして頂けると幸いです。

 

英心うえの塾では4つの教材を使って指導しています。

  1. ことばのワーク
  2. 読んで、考えて、伝えるノート
  3. 語彙のワーク
  4. 論理エンジンキッズ

これらの4つです。

それぞれに目的があって使っています。

そして、国語が苦手、読解力を高めたいという子にとてもフィットしています。

 

◆「ことばのワーク」は、知っている言葉を使いこなす練習をするワーク

ことばのワークは、いわゆるドリルとは違って、繰り返しや徹底暗記を前提とした物ではありません。

楽しみながらどんどんこなしていくワークです。知っている言葉を使ってみて使い方を練習したり、知らない言葉が出てきたら、先生と意味を確認して、使い方を学びます。

楽しみながら言葉に触れていって、言葉への興味を高めていきます。

 

◆「読んで、考えて、伝えるワーク」は情報を取り入れて、伝えるまでの技術を磨くワーク

「読んで、考えて、伝えるワーク」はいわゆる作文のワークです。

例えば、『「こだわる」の意味(定義)を説明してください。』というお題が出たら、まずは先生と意味を確認したり、辞書で調べて、意味(定義)を知るところから始めます。んな場面で使うのか、どんな例文ができるのかを整理してから書き始めます。

抽象的に定義を述べたり、具体的にどう使われるのかを説明したり、伝わるように書いていきます。

この作文ワークをやるときに、先生たちはいくつか注意して指導することがあります。

  1. 主語と述語の関係を正しく使っているか
  2. 助詞は正しく使えているか
  3. 言いたいこと(結論)を1つ決めてはじめに述べるか、あとでまとめとして述べるかを決めて書く

あまり、難しいことは要求しませんが、言葉で物事を伝える上で必要なことを学んでいきます。

 

◆語彙のワークは「言葉で考える」力をつけるために必須のワーク

語彙のワークは何種類かご用意しています。子供の語彙力に応じて教材を選定します。語彙力は、考える力と相関関係があります。

言葉をたくさん知っていれば、それだけ考える力もついているし、イメージや雰囲気でフワッとしか物事を捉えられない場合は、これから語彙力を強化する必要があるということです。

意外に語彙力をつけることで、いろんな問題が解決します。

 

◆「論理エンジンキッズ」は言葉のルールを知り、論理的に物事を考える訓練をスモールステップで実行できる!

論理エンジンキッズは、出口汪(デグチヒロシ)先生という国語教育で有名な先生が作られたワークです。

レベル1①から12段階で教材が構成されています。単純反復ではなく、やっていくうちに何度も必要な項目を復習できるようになってます。

言葉を正しく使うところから始まり、主語と述語の概念、要点を捉えるときの考え方などを少しずつ学んでいきます。

 

いろいろな教材を使って国語の力をつけてほしいと思います。

 

ただ、読解力をつけるには、まずは文章を読む時に、何が書かれていて、書いた人は何を伝えたいのか、文章という文字情報に関心を持って、自ら読み取ろうとする姿勢を養う必要があります。

2分程度短い時間でいいので、短い文章を集中して読んで、一旦内容を頭に入れて、問題を解く、というような訓練を積んで、文章を読み取る訓練をしてみると良いでしょう。英心うえの塾でもそのような訓練を行なっています。

語彙力に関しても結構重要で、語彙力の向上はそのまま思考力向上につながります。

 

国語の力は様々な学習に活用できる大切な力です。

ご相談があればぜひ英心うえにお願いします。