家ではなかなか勉強ができない、集中できない理由と解決法
英心うえの塾の中村です。
よく家で勉強できない、集中できないという話を聞きます。
その理由と解決法についてお話ししたいと思います。
◆人の目がない!
まずは、人の目がないというのが要因としては大きいです。人の目に全く晒されない場所にいるとどうしても自分に甘くなります。よほどストイックな人はいいのですが、大概は自分に甘くなります。
少し人がいる場所の方がいい意味でカッコつけるものです。
◆長年の習慣で自分の部屋に入るとゆったりモードになってします!
この理由は深刻で、自分の部屋は自分がゆったり過ごすのに最適化された環境に仕上がっている場合が多いです。
手を伸ばせば好きなものがあって、首を傾ければ好きなものが目に入り、好きなものに囲まれた部屋になっています。
「勉強」がその好きなものに勝てるでしょうか。
◆ 自分の部屋が勉強以外のことをやるのに最適化されている!
先ほどの話と同じですが、勉強するための部屋になっていなければ勉強はできません。
自分の部屋で一番やりやすいことは何でしょうか。その部屋はそれをするための部屋であり、勉強するための部屋にはなっていないかもしれません。
以上のことから、家で勉強できないというのは、根本的に解決するための方法は限られてくるでしょう。
(1)もう自習室を使って勉強するしかない
手っ取り早いのが、自習室を使うことです。「家で勉強できない」というのを勉強しない理由にせずに、さっさと自習室に行くというのが賢明です。
(2)部屋を勉強に最適化する
自分の部屋を大改造するのもいいでしょう。ちょっと大変ですが。環境的に自習室を使うのが現実的ではないという人は、自分の家に勉強部屋を作りましょう。
入ったら視覚には壁しかないという部屋を作ります。本棚もカーテンをつけるなどして、全ての視覚情報を排除します。机と椅子も自分の体に完璧にあったものにします。勉強に必要な道具だけを部屋に置きます。ベッドも置かない方がいいでしょう。もしくは、起きたら布団を畳むなどして、いつでも横になれる状況を取り除きます。
私も高校時代に部屋を大改造したし、社会人になってから書斎を作って、勉強や仕事に全力で取り組める部屋を作りました。
その経験から、英心うえの塾の自習室はできるだけ殺風景にしています。
ポスターも極力貼りたくないし、装飾もつけたくありません。
「意志の強さ」を問題にして、環境を変えずに行動習慣を変えようとするのは、そもそも無理なことです。
早々に無理ゲーをやめて、根本的解決を求めてください。