【英心うえの塾の先生向け】育脳寺子屋の運営について
これは先生に向けた研修資料になります。
一般の方はこんな感じで運営しているのかーということで参照頂いても構いません。
まず、育脳寺子屋とは、幼児さん(年中さん)から小学4年生までが通う、読み・書き・そろばん+育脳の子ども教室です。
育脳とは、自己肯定感を養い、空間認知能を高めるための教材と指導の体系です。
ゴールは、「自立」です。
そのために「自立自律学習」という形式で指導をします。
我々が言うところの自立とは、
勉強しろ!と言われない子
考えるのが好きな子、考え抜く子
に育てるということです。
そのために、集中力、段取りの力、空間認知能を高めるための学習を行います。
段取りの力とは、時間を見ながら段取りを考えたり、段取りを良くするための工夫をする力です。
空間認知能とは、多角的・多面的に考える力を養うのですが、ひいては時間の概念につながります。
このような学習が成立するには、楽しさと規律、ある種の厳しさも必要です。
何でもありの甘い先生では成立させることは不可能です。
楽しさを出すにはコツがあります。
まず、速く、正確に、丁寧に!ということです。
テンポが悪いと楽しくありません。しかも仕上げりがダメだと達成感もありません。
3つを両立させるように促してください。
いろいろな教材を使ってどんどんこなすことも楽しさにつながります。
先生が微調整することも時には必要です。生徒が前向きに取り組めるよう教材研究をしてください。
規律、厳しさについては、
何も恫喝をするとか、説教をするということではありません。
挨拶、返事、片付けを徹底的に指導してください。
すぐにできなくてもいいので、言い続けてください。それでついて来れないのであれば仕方ありませんが。
不自由、不便、不親切も大切にしたい考え方です。
不自由とは、ルールに則ってワークをこなすことです。やり方を守ってやらせましょう。
不便とは、先生がすぐ横にいないということです。分からない時は先生のところに行って、ワンヒントをもらって考えるということをやらせてください。
不親切も似ています。先生は一から十まで教えません。調べ方を教えたら、ヒントをあげたり。教え込み厳禁です。
もちろん、言葉の知識がなくて解けない場合は、調べ方を教えたり、すぐに教えてあげる必要もあります。
先生は、生徒の様子をしっかりと見て、どうすれば子どもが伸びるかを研究しましょう。
指導した日は少し振り返り、反省をすることも大切です。
そういう自己研鑽の集積がいい指導につながります。