【先生向け・中3生指導】リスニングの指導方法
英心うえの塾の中村です。
こちらは先生向けの研修資料です。
中学生にどうやってリスニングの力を高めるかというテーマです。
まず用意するのが、問題、音源、スクリプトです。スクリプトとは、音声を文字起こししたものです。
流れとしては以下の通りです。
この流れを生徒にしっかりと指導をして学習させてください。
- 事前に問題を目で見て、確認できるものはパッとチェックする!パッと見て、複数の情報をキャッチするスキャニングの力は普段から鍛えておくと良い。
- 音声を聴いて解く!
- 解答解説をすぐ見るのではなく、まずはスクリプトで答え合わせをする!
ここで分析なのですが、読んで内容が分かれば、次は聞き逃したところを再度聞いて音読。 そして、読んでも分からない部分があれば、普通にリーディングの勉強です。 内容や解釈法を生徒に指導して、それから再度音声を聞いて理解したことと対応させるようにしましょう。
再度、音声を聴く時に、注意点があります。聞こえない音もあるということです。アクセントで単語の意味を認知することもあります。自分がどの音を聞き取れて、どの音が聞こえないかを意識しながら聞くように指導しましょう。
英語が苦手な生徒は、英文をしっかり熟読させて、読めないところは指導を入れた上で、再度聞いて、音読するようにしましょう。
リスニングの学習において、重要な考え方があります。
一つは、リスニングの力は、ボキャブラリーの力、読解力と相関関係があるということです。左から右へスラスラ読める人は、耳を鍛えれば、リスニングの力は伸びます。そうでない人は、そもそも語彙力と読解力を向上させる必要があります。
そして、もう一つは、聞き取りは、発音できることとも相関関係があります。つまり、自分で出せる音は聞き取れるようになります。だから、音読が重要で、しかも、音声を聞いて真似をする、というトレーニングが必要です。
勉強のやり方をしっかりと伝えて、生徒の学力を高めるように指導してください。
今回はリスニングに関する指導の仕方でした。