【大学受験】高校1年生の春、何を考えておけばよいか?
英心うえの塾高校部「理数適塾」の中村です。
高校1年生の春、将来大学を目指す場合、どのようなことを考えておけばよいでしょうか?
中学校の頃のように、中学1年生はぼちぼち勉強して、徐々に受験のことを考えておけばよいのでしょうか?
もちろん、高校1年生から大学受験に向けての準備はしておくべきです。
理由は明確にあります。
大学受験に必要な自学自習の勉強時間は4000時間です。
残り日数が1000日あります。
今なら4時間ずつ積み上げれば十分間に合います。
ただし、これが後回しになればなるほど、時間的に厳しくなります。
具体的にどんなことを考えて準備していけばよいでしょうか。
1 高校1年生から全科目を全力でやるのではない!「英数+暗記系」である。
中学生のころは、国語・社会・数学・理科・英語をまんべんなく勉強して、総合点を取りにいきました。
最終的には、大学受験も総合点です。
しかし、高校1年生の重点項目は、英語、数学、暗記系(英単語・古典文法・漢文句法など)です。
受験に向けてやるべき優先項目は決まっています!
もちろん、定期テストの準備は必要です。推薦入試など、内申点が重要になることもあり得ます。
ただし、受験に向けて頑張るなら、英数+暗記系です!
2 英単語の暗記は高1から!そして「意味」を覚える!
中学生の頃は、英単語と言えばスペルを覚えるものでした。
そして教科書に沿って、習った順にやっていけばよかったと思います。
高校になると、教科書の英単語は当然のように覚えますが、プラスアルファが必要です。
英単語の本を使って、教科書以外の英単語も覚えていきます。
そして、英単語のスペルよりも、英語から意味がスラスラ言えることが優先されます。
覚え方も「コツコツ」ではありません。週に100語から200語、一気に進めて、何度も復習します。
英単語のとらえ方も中学生のころとは全く違うものになります。
3 英文法は大事!「品詞・句と節・文型」は重点項目として真っ先に勉強する!
英文法の本を学校で指定されたものが配布されたと思います。
はじめの方に、「品詞」「句と節」「文型」などの単元があると思います。
まず、そこをしっかり勉強しましょう。
だいたいではありません。完璧に理解して、慣れるまで演習を積みましょう。
その分厚い総合英語の本を読み始めてください。それは調べるための本ではなく、読むための本です。
4 数学は予習型で、高速学習する!
高校に入ると数学のペースが速くなります。
授業で扱う内容も、教科書や問題集の全てを扱うわけではありません。
基本的に、内容量に対して授業時間は不足しています。
丁寧に一問一問解説するような授業は行われません。
4割は授業で教えてもらえるのですが、残りは自学自習で埋めるつもりで心構えしておいてください。
数学は自分でどんどん予習をして、いち早く問題集を解き始めてください。
定期テストの1週間前の段階では、テスト範囲の問題は全て解き切るようにペースを作りましょう。
数学は早く進めて、テストの直前時期はその他の教科を埋めていくのです。
5 将来学ぶ学問についても考えておく!まずは学部について知ること。
将来、大学に行きたいのであれば、無数の学問の中から自分の学問を選ぶ必要があります。
もちろん将来やりたい職業から逆算で考える場合もあるでしょう。
職業までは決まらないケースもあります。
そもそも大学とは職業訓練所ではなく、学問をするところです。
自分のテーマを決めて、その学問を学ぶことができる大学を選ぶというのが筋です。
まずは自分の適性を知ることから始めましょう。
さんぽう進学ネット「進路適正自己診断テスト」をやってみましょう。
それで自分がどんなことに興味があり、何に向いているのかが少しわかってきます。
なんとなく自分の適性がわかったら、大きな大学の学部、学科について少し調べてみましょう。
例えば、東京大学や京都大学、大阪大学、早稲田大学、慶應義塾大学など。
そんな難関大学って思わずに、まずは調べてみてください。
大きな大学には色んな学部があり、その中には自分の興味のある学部が見つかるかもしれません。
まずはどんな学部があるのかを知ってから、比較検討です。
以上のような5点について、高1の春に考えておけば、将来の大学受験に備えた準備が始められます。
もし、塾に通うことを考えるなら、先生と一緒に、勉強のやり方や目標の見つけ方を探求できる塾が良いでしょう。
要は、自分の目標を持ち、自分で将来のための勉強を進めていく、自学自習をプッシュしてくれる塾が良いと思います。