【福井市 学習塾レポート】先生たちの“まなざし”がそろった日|英心うえの塾 二の宮本校 講師研修記録
こんにちは。英心うえの塾二の宮本校の淺野です。
英心うえの塾とは?
英心うえの塾 二の宮本校は、福井市にある地域密着型の学習塾として、 小学生・中学生を対象に、高校受験や中学受験にも対応した個別指導・集団授業を行っています。
私たちが何より大切にしているのは、 「どう教えるか」よりも、「どう届けるか」。 一人ひとりの子どもにとって、“意味のある関わり”ができているかを、常に問い続けています。
その想いは、私自身の中にも根づいていて、 授業をしているとき、ふと自分に問いかけることがあります。
「この声かけは、本当にあの子の背中を押せただろうか?」
「このアドバイスは、その子の力になるだろうか?」
塾の仕事は、ただ“答えを教える”ことではありません。 目の前の子どもに合わせて、伝え方や関わり方を磨き続けること。 そのために、私自身も日々、指導を見直し、学び続けています。
今回の講師研修について
そんな想いを共有しながら、英心うえの塾 二の宮本校では、 講師全員で定期的に研修を行い、指導の質を高め続けています。
今回のテーマは、
「“いい先生”とは、どんな先生か?」
「私たちは、生徒たちにどんな力を育てたいのか?」
日々の指導のなかで、いつの間にか曖昧になってしまいがちな“軸”を、 チームで見つめ直す大切な時間になりました。
ディスカッションで見えた“本音”
研修のメインは、ディスカッション。
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宿題を忘れた生徒に、どんな声かけが前向きにつながる?
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自分なりのやり方で進めたいという生徒と、どうすり合わせていく?
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先生に頼りがちな生徒に、自分で進める力をどう育てていく?
そんな「あるある」な指導場面をテーマに、グループごとに本気で語り合いました。
誰かが「私はこうしてる」と話せば、「あ、それ良いな」「私はこう考えるかも」と自然に会話が広がっていく。
正解がない問いに向き合いながら、先生たちのまなざしは、しっかりと生徒の方を向いていました。
「どう教えるか」ではなく、「どう伝えるか」。
目の前の子にとって、本当に必要な関わりとは何か――
そんな問いに向き合う時間は、講師としてだけでなく、ひとりの大人としての成長にもつながると感じています。
“伝わる授業”をチームでつくる
後半は、実際の授業企画ワーク。
「もし自分が、今、補習授業を任されるとしたら――」
子どもたちの表情、つまずいていた単元、最近の口ぐせまで思い出しながら、 「どうしたら“刺さる授業”ができるだろう?」と、チームで考えてもらいました。
先生たちの言葉からは、実感に裏打ちされたリアルな視点と、 「もっと良くしたい」という前向きな想いが伝わってきました。
先生たちの声より
ワーク後の振り返りでは、こんな声もありました。
一人ひとりが、“どんな先生でありたいか”を自分の言葉で語ってくれたのが印象的です。
「全部教えるのではなく、生徒自身が考えることができるようなコーチングができる先生になりたい」
「点数だけじゃなく、社会に出てから活躍できる力を育てたい。困難への向き合い方や、粘り強さも伝えたい」
「計画やアドバイスで終わりじゃなく、生徒がどう変わっていくかまで寄り添いたい」
この言葉たちを聞いて、私は強く思いました。
子どもたちの学びを支えるためには、先生たち自身もまた、日々学び続ける存在であるべきだと。
そして、その姿勢を大切にしてくれている仲間がここにいることを、とても誇らしく思います。
校舎長としての想い
校舎長として、私は日々の指導だけでなく、 「先生たちの成長」にも責任と喜びを持っています。
どんなに知識があっても、それを“目の前の子に合わせて伝えられる力”は、 研修や対話、実践の中で育っていくものです。
今回の研修では、その一歩が確かに刻まれたように感じました。
私たちはただスキルアップを目指したのではなく、 「どんな先生になりたいか」「私たちはどこを目指して指導するのか」という価値観を、 全員で見つめ直すことができました。
同じ方向を向いているチームは、きっと強い。
子どもたちに届けられるものも、大きくなる。
このチームで、これからも指導していけることが、心から楽しみです。
最後に
子どもたちの将来を見据えて、 福井で本気の高校受験・中学受験対策に取り組む学習塾として、 小学生・中学生一人ひとりに丁寧に向き合ってまいります。
英心うえの塾 二の宮本校
校舎長 淺野