【福井の中学受験】今年の福井大学附属中学の入試はどんなことが出題されたか?
英心うえの塾の中村です。
今回は、今年の福井大学附属中学校で出題された内容、集団活動の内容をレポートしようと思います。
◆国語は、読解だけでなく、作文や語彙の問題など幅広い出題
国語については、物語文が出題されました。記述で答えるものが多く、標準的ですが、表現力も要求する出題でした。「福井」と同じような、音読みで構成された二字熟語を書く問題や、「協」と同じ部首の、「協」よりも画数が多い漢字を書く問題など、漢字パズルのような問題が出ました。
英心うえの塾の塾生は、「ことばのワーク」や「頭のよくなる漢字ワーク」などで漢字の力を鍛えているので、ここは書けたと思います。
作文も出題されました。お題は、「自分の学級の目標を決めましょう」というもの。条件としては、
・目標の題名は、10文字以内で書くこと
・160字程度で説明すること
・二段落構成で書くこと
・一段落目には、題名に込めた想いを書くこと
・二段落目には、その目標を達成するために何をするかを書くこと
だったようです。短めの作文ですが、簡潔にわかりやすく書くことが要求されたようです。
◆算数は、理由や説明を書く問題、図形問題など、本格的な算数問題!
算数については、計算や円を使った面積の問題、七角形の内角の和の求め方を説明する問題、サイコロを使った問題(確率でしょうか?)、計算問題などが出題されました。
算数の問題は、結構本格的な問題だったようです。中学受験の標準的な勉強をした子が勝利したのではないでしょうか。やや難しめの問題に挑んで、納得のいくまで考え抜き、合格が取れる答案作成の練習をすれば突破できます。
◆集団活動は、今年もディスカッション!「運動会の新種目を決めよう!」
集団活動は、体育館で行われたそうです。受験生は100名程度いて、男女3名ずつの合計6名のチームが16チームほどあったようです。まずは、一人で考えて、次にグループ討論があって、最後に結論を話し合うという流れでした。
《集団活動の流れ》
- まずは個人で考える
- 自分のグループの人たちと話し合う(6名)
- 自分のグループと他のグループが3人入れ替わって話し合う
- 最後に自分のグループで再度話し合う
条件
・グラウンドのフィールド内でできること
・2年生と6年生が一緒にできること 6年生:20人男女10人ずつ+2年生:20人男女10人ずつ
・必ず玉(ボール)を使う 大玉、テニスボール、バスケットボール、卓球の玉、バレーボールなどを使うこと
・チームは赤、青、黄の3チーム
・オリジナリティを出すこと
このように、まずは自分で考えをまとめ、次にチームで話し合い、別の人の意見も聴きながら、自分の考えをブラッシュアップしていく流れです。自分の役割を理解して、積極的に話し合いに参加できるように普段から訓練しておくと良いでしょう。
当塾では、福井大学附属中と高志中の受験を志す生徒のために、「中学受験科」というコースを設置しています。集団指導と個別学習、家庭学習の3本柱で中学受験をサポートしています。
当塾の中学受験科で学習すると、中学受験に必要な技能だけでなく、訓練型の学習(論理トレーニング・計算・読解力・作文・語彙力など)や自分で調べる力など、受験に必要なことがしっかりと学べます。