英心うえの塾のブログ

【福井の高校受験】学力診断テスト:国語90点超えを狙うなら、古文を得点源にしよう!

こんにちは。英心うえの塾の中村です。

前回の記事では、学力診断テストに向けて、過去問を解き、自分が取り戻せる点を探そう、という話をしました。

今回は、国語。その中でも、古文をどうやって得点源にするかという話です。

国語は、点数が変わらない。あるいは、取れるときと取れないときの差が大きい。そう感じている人もいるでしょう。でも、普段どのくらい国語を勉強していますか?

英単語は覚える。数学の問題集は解く。それなのに、国語はテストのときしかまとまった問題を解いていない。特に古文は、何となく読んで、何となく選択肢を選ぶ。その状態で点数が上がらないからといって、自分の限界を決めてしまうのはもったいないです。

国語にも、勉強して伸ばせる部分があります。僕は、その一つが古文だと考えています。

英語が95点なら、満点まであと5点。国語が70点なら、90点で20点アップです。もちろん点数の例ですが、英語で上限が見えてきた人も、国語に取り組めば、5教科合計をもう一段伸ばせるかもしれません。

そのために今日は、「古文を頑張ろう」で終わらず、問題を前にしたときに何をするのかまで書きます。記事の後半では、古文のルール・単語一覧・解答付きの50問テストも公開します。

古文のルールを見る / 単語一覧を見る / 50問テストに挑戦する

古文の勉強は、覚えた知識を本文で使うところまで

古文が苦手だと、「昔の言葉を大量に覚えないと読めないのかな」と思うかもしれません。

高校受験に向けてまずやってほしいのは、読解で使う基本知識を絞って整理し、それを本文で使う練習です。仮名遣い、よく出る古語、主語や助詞の省略、意味の取り違えにつながる助動詞。この記事の後半に一覧を載せるので、覚えることが分からない人は、まずそこから取り組んでください。

ただし、一覧を覚えたところで完成ではありません。問題を読みながら、「ここでこの知識を使うんだ」と分かるところまで練習します。初めて出会う語句は、本文の注釈も使って理解し、必要なものを少しずつ増やしていきます。

知識を覚えることと、古文が読めることを、ちゃんとつなげていく。 これが勉強の軸です。

最初にやることは、登場人物に○をつける

古文を読むとき、まず意識してほしいのは、誰が、誰に、何をしたのかです。

古文では、主語が書かれていないことがあります。前の文と同じ人物の話だと思って読んでいたら、途中で別の人物の動作や発言に変わっていた。ここを取り違えると、その先の話まで分からなくなります。

そこで、シャープペンを持って、次のように読んでください。

本文で見つけたもの 手元ですること
新しく出てきた人物の名前や呼び名 ○で囲み、誰が登場しているかを押さえる
主語が書かれていない動作 必要なところに「荘子が」などと短く補う
会話や発言 誰の発言かを確認し、話し手が変わったらメモする

会話をする動物が出てきたら、その動物も登場人物として扱います。人間の名前だけを追っていてはいけません。

全部の文に大量の書き込みをする必要はありません。自分が主語を見失いそうなところに補う。 これを習慣にしてほしいんです。

「ば」が出てきたら、その前後の主語を確認する

たとえば、『宇治拾遺物語』の「後の千金の事」には、荘子が鮒に問いかける場面で、こんな表現が出てきます。

と問へば、鮒の曰く

誰が問いかけたのでしょう。前後を読むと、荘子です。そこで、こう補います。

(荘子が)と問へば/鮒の曰く

意味は、「荘子が尋ねると、鮒が言うことには」。尋ねるのは荘子、答えるのは鮒です。この「の」は、主語を表しています。

ここで主語を取り違えると、鮒の発言を荘子の発言だと思い込んでしまいます。

「ば」が出てきたら、そこで一度区切り、前後の主語を確認する。ただし、毎回必ず主語が変わるわけではありません。「ば」を、誰が何をしているかを点検する目印にするということです。

訳し方も確認しましょう。「問へば」のような已然形につく「ば」は、文脈に合わせて「〜すると」「〜ので」などと読みます。「問はば」のような未然形につく「ば」なら、「〜ならば」です。現代語の感覚だけで、全部を「〜なら」と訳さないことが大切です。

「ぬ」を読み違えると、話が正反対になる

次に、知っているだけで読み方が変わる例を一つ。古文の「ぬ」です。

例 意味 見分ける手がかり
知らぬ人 知らない人 「知ら」は未然形。打消の「ず」の連体形「ぬ」
知りぬ 知った・分かった 「知り」は連用形。完了の「ぬ」

「ぬ」を見て、いつも「〜ない」と読んではいけません。「知りぬ」を「知らない」と読んだら、意味が反対になってしまいます。

まずは直前の言葉の形を見る。未然形と連用形が同じ形になる動詞もあるので、その場合は後ろに何が続くかや、文全体のつながりも確認します。「文末だから完了」とだけ覚えるのも不十分です。

こうした小さな言葉が、ストーリーを読むための大切な手がかりになります。

ほかにも、次のような知識を本文の中で使っていきます。

表現 読むときに考えること
「む・ん」 まず「〜しよう」という意志か、「〜だろう」という推量かを、話し手や文脈から考える。ほかの用法もあるので文全体で確かめる
「え〜ず」 「〜できない」という不可能の意味を押さえる
「べからず」 禁止だけでなく、「〜できない」となる場合もある。文脈を確認する
「いかでか〜」など 質問なのか、「どうして〜か、いや〜ない」という反語なのかを考える

最初から難しい文法説明を全部言えるようになる必要はありません。意味を判断し、その知識を使って話の流れをつかめるようになることを目指しましょう。

『後の千金』は、二つの場面を重ねると分かる

ここで、先ほどの「後の千金の事」の内容を、短く紹介します。

今日の食べ物に困った荘子が、隣人の監河侯に食糧を求めます。監河侯は、五日後には大金を渡せると答えます。

そこで荘子は、わずかな水の中でもがいていた鮒の話をします。助けを求める鮒に、荘子が数日後に水辺へ連れていこうと答えると、鮒は「そこまで待てない。今日、少しの水がほしい」と訴えたのです。

この二つの場面を並べてみましょう。

困っている者 今すぐ必要なもの 相手から示された助け
荘子 今日を生きるための食糧 五日後の大金
鮒 今日、喉を潤す水 数日後に水辺へ連れていくこと

必要なときに間に合わなければ、あとで大きな援助を約束されても役に立たない。 二つの場面を重ねると、この意味が見えてきます。

ここで大切なのは、荘子が鮒の話を使って、自分の今の状況を伝えていることです。最後に自分の身に引き寄せて教訓を語っているのも、荘子です。誰が何を言っているのかを追うことが、話全体の理解につながります。

古文の説話には、こうした人物のやり取りから意味をつかむものがあります。本文の動作や発言を確認し、設問に答える根拠を探してください。

復習では、現代語訳を見て終わらない

古文の問題を解いたあと、現代語訳を読んで「そういう話だったのか」で終わっていませんか?

それだけだと、その話の内容は分かっても、次の古文を読むときに何をすればいいかが残りません。

僕がやってほしいのは、次の復習です。

  1. 原文と現代語訳を対応させる。 どの言葉が、どの意味になっているのかを確かめる。
  2. 主語を補う。 読み違えたところに、誰の動作・発言なのかを書き込む。
  3. 見落とした知識を一つ残す。 「この『ぬ』は完了」「ここで話し手が変わった」など、次に使うことをメモする。
  4. 翌日、訳を隠して読み直す。 誰が何をした話か、原文を見て自分の言葉で説明する。
  5. 別の問題で試す。 同じ読み方を、初めて読む文章でも使えるか確かめる。

意味を確認した本文は、音読するのもよいと思います。省略された主語を意識しながら、内容を追って読みましょう。

保護者の方も、お子さんに「どんな話だった?」と聞いてみてください。誰が困っていて、誰がどう答え、最後に何が分かったのか。説明しようとして止まったところが、もう一度確認する場所です。

特別公開! まずマスターしてほしい古文のルール

ここまで読んで、「それで、何を覚えたらいいの?」と思った人もいるでしょう。

今回は、マスターしてほしい古文のルールと、覚えてほしい単語をまとめて公開します。確認テストと解答もつけます。大盤振る舞いです!

このページを、問題を解いたあとに戻ってくる場所にしてください。最初は分からなくても、読解の中で一つずつ使えるようにしていけば大丈夫です。

① まず、誰が何をしているかをつかむ

マスターすること 本文を読むときに使う知識
1.歴史的仮名遣い 「けふ→きょう」「ゐる→いる」「らうたし→ろうたし」など、よく出る読み方を確かめる。現代仮名遣いに直す問題では、音に合わせて書く。
2.主語の省略 登場人物に○をつける。動作や会話ごとに「誰が」を確認し、必要なところに主語を補う。
3.助詞の省略 「光源氏、笛吹きたり」なら「光源氏(が)、笛(を)吹きたり」。省略された「が」「を」を補って読む。
4.「の」と「が」 「の」が主語を表す「が」になることがある。反対に「が」が「の」になることもある。「苔のむすまで」は「苔が生えるまで」、「我が家」は「私の家」。

② 小さな言葉で、時や意味が変わる

マスターすること 本文を読むときに使う知識
5.「けり・ける」 まず、過去「〜た」と詠嘆「〜だなあ・〜たのだなあ」を押さえる。「ける」は「けり」の活用した形。
6.「たり・たる」 ここでは動詞などにつく用法を確認。完了「〜た・〜てしまった」、存続「〜ている」。「たる」は「たり」の活用した形。
7.「む・ん」 意志「〜しよう」、推量「〜だろう」が読み取りの出発点。「いざ行かん」は「さあ、行こう」。主語や話し手は手がかりになるが、ほかの用法もあるので文脈で確かめる。
8.打消の「ず」と、二つの「ぬ」 打消の「ず」は「〜ない」。その連体形「ぬ」は未然形につく。一方、完了の「ぬ」は連用形につき「〜た」。「知らぬ」と「知りぬ」を区別する。
9.「べし・べからず」 「〜だろう・〜にちがいない」「〜するつもりだ」「〜できる」「〜べきだ」「〜するとよい」「〜せよ」など。文脈に合う意味を選ぶ。「べからず」は「〜できない」の場合も「〜してはいけない」の場合もある。

③ 文のつながりと、発言の意味を確かめる

マスターすること 本文を読むときに使う知識
10.二つの「ば」 已然形+ば=「〜ので・〜すると・〜するたびに」など。未然形+ば=「〜ならば」。「雪降れば」と「雪降らば」を区別する。前後の主語も確認する。
11.「え〜ず・え〜まじ」 「え〜ず」は「〜できない」。「え〜まじ」は「〜できそうにない・〜できないだろう」。動作ができないことを表す組み合わせとして覚える。
12.打消と一緒に使う言葉 「つゆ〜ず」「さらに〜なし」は「少しも〜ない・まったく〜ない」。「知らで」の「で」は打消を表し、「知らないで・知らずに」と読む。
13.「や・か」の疑問と反語 疑問は「〜か」。反語は「〜か、いや〜ない」など、問いかけの形で反対の意味を強く述べる表現。文の途中に「や・か」が来ることもある。係助詞の「や・か」は、結びが連体形になることも押さえる。
14.「いかに・いかが・いかで」など 「どう・どうして・どうやって」など、文脈に合わせて考える。「いかで」は願望と結びつくと「どうにかして」。「いかで見ばや」なら「どうにかして見たい」。
15.敬語と人物の関係 尊敬語は動作をする人を高める。謙譲語は自分側などの動作を低め、動作の向かう相手を高める。丁寧語は聞き手・読み手への丁寧さを表す。言葉の意味と「誰から誰への動作か」を一緒に確認する。

「知っている」で終わらせず、本文のどこで使ったかを指させること。これが、この一覧の使い方です。

特別公開! 覚えてほしい古文単語・表現の一覧

現代語と同じような形なのに、意味が違う言葉があります。「ありがたし」を全部「ありがとう」、「うつくし」を全部「美しい」と読んでいたら、話がずれてしまいます。

以下は、まず押さえてほしい代表的な意味です。一つの単語に複数の意味があるので、実際の文章では注釈や前後の内容に合うものを選んでください。敬語の欄も、ここに示した用法を学ぶための一覧です。

分野ごとの見出しを開いて確認できます。 最初から全部覚えようとせず、意味が出てこなかった言葉に印をつけ、まずは10個ずつ取り組みましょう。

趣・気持ちを表す言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
あはれなり しみじみとした趣がある。感慨深い。
をかし 趣がある。風流だ。おもしろい。
ありがたし めったにない。珍しい。
ゆかし 見たい。聞きたい。知りたい。
こころもとなし 気がかりだ。不安だ。
おぼつかなし はっきりしない。不安だ。
あやし 不思議だ。変だ。「賤し」では、身分が低い・粗末だ。
つれづれなり 退屈だ。することがなく手持ち無沙汰だ。
こころうし つらい。情けない。
よしなし つまらない。理由がない。仕方がない。
わりなし 道理に合わない。どうしようもない。ひどくつらい。
すさまじ 興ざめだ。殺風景だ。
さうざうし 物寂しい。
あさまし 驚くほど意外だ。あきれるほど情けない。
かわいらしさを表す言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
うつくし かわいい。いとしい。
らうたし かわいい。いとしい。読みは「ろうたし」。
をかしげなり かわいらしい。趣がある様子だ。
いとけなし 幼い。あどけない。
かなしうす かわいがる。
動作を表す言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
おぼゆ 自然に思われる。感じられる。
おどろく はっと気づく。目を覚ます。
ののしる 大声で騒ぐ。
まもる じっと見つめる。見守る。
ねんづ 祈る。我慢する。
す する。
物語す 話す。会話をする。
おとなふ 訪れる。音を立てる。
あきらむ 明らかにする。
ゐる 座っている。
人柄・身分を表す言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
はづかし 気後れするほど立派だ。優れている。
心にくし 奥ゆかしい。
おとなし 大人びている。思慮分別がある。
つきづきし ふさわしい。似つかわしい。
ねんごろなり 熱心だ。丁寧だ。親密だ。
やむごとなし 尊い。高貴である。
いやし 身分が低い。
あてなり 身分が高い。上品だ。
量・程度・指し示す言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
いと とても。
いみじ 程度がはなはだしい。文脈によって、すばらしい・ひどい。「いみじく」なら「たいそう・ひどく」など。
よろづ あらゆること。すべて。
あまた たくさん。
つゆ 打消を伴って、少しも・まったく。
げに 実に。本当に。
やがて そのまま。すぐに。
いとど いっそう。ますます。
やうやう だんだんと。
とく 早く。すぐに。
〜わたる 一面に〜する。ずっと〜する。
かく こう。このように。
さ そう。そのように。
だに 〜さえ。
時間を表す言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
あした 早朝。翌朝。
つとめて 早朝。
ひねもす 一日中。
よもすがら 一晩中。
としごろ 長年の間。
あからさまなり ほんのしばらくだ。少しの間だ。
人・物・暮らしに関する言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
かち(徒歩) 徒歩。歩いて行くこと。
ふみ 手紙。書物。
野分(のわけ・のわき) 秋の暴風。台風。
帝(みかど) 天皇。
大臣(おとど) 大臣。
花 桜の花を指すことが多い。本文によっては、ほかの花。
遊び 管弦の演奏など。
消息(せうそこ) 手紙。便り。読みは「しょうそこ」。
つごもり 月の末。
はらから 兄弟姉妹。
ともがら 仲間。
敬語として押さえておく言葉
古文単語・表現 まず覚える意味
給ふ(たまふ) 【尊敬】お与えになる。動詞などについて「〜なさる」。
おはす・おはします 【尊敬】いらっしゃる。
のたまふ 【尊敬】おっしゃる。
おぼす・おぼしめす 【尊敬】お思いになる。
せ給ふ・させ給ふ 【尊敬の用法】高い敬意を表す。「〜なさる」など。
侍り(はべり) 【丁寧】です。ます。ございます。
候ふ(さふらふ・さぶらふ) 【丁寧】です。ます。ございます。
申す・聞こゆ 【謙譲】申し上げる。
つかまつる 【謙譲】お仕えする。いたす。
奉る(たてまつる) 【謙譲】差し上げる。動詞などについて「お〜申し上げる」。
参る(まゐる) 【謙譲】参上する。
旧暦の月名と季節

古文で使う旧暦の月名です。季節の区切りも一緒に確認しましょう。

月 月名 読み 季節
1月 睦月 むつき 春
2月 如月 きさらぎ 春
3月 弥生 やよい 春
4月 卯月 うづき 夏
5月 皐月 さつき 夏
6月 水無月 みなづき 夏
7月 文月 ふみづき 秋
8月 葉月 はづき 秋
9月 長月 ながづき 秋
10月 神無月 かんなづき 冬
11月 霜月 しもつき 冬
12月 師走 しわす 冬

※旧暦の月と現在の暦の月は、時期が一致するわけではありません。

覚えたら挑戦! 古文の確認テスト50問

一覧を見たら、次は見ないで意味を言えるかを試しましょう。単語だけでなく、短い表現や月名も入っています。紙に1〜50の番号を書いて答えても、保護者の方に出題してもらっても構いません。

覚えた直後だけでなく、翌日にも確認してください。答えの言い回しが少し違っても、中心となる意味を押さえていれば大丈夫。ただし、意味が複数ある言葉は、答え合わせでほかの意味も確認しましょう。

番号 問題 番号 問題
1 をかし 26 さふらふ
2 ありがたし 27 参る
3 いみじ 28 はづかし
4 らうたし 29 かく
5 いとけなし 30 さ
6 ゆかし 31 やむごとなし
7 怪し(あやし) 32 いやし
8 おぼゆ 33 だに
9 風吹かば 34 あした
10 つゆ知らで 35 としごろ
11 よろづ 36 やうやう
12 あまた 37 わりなし
13 かち 38 さうざうし
14 野分(のわけ) 39 あさまし
15 ふみ 40 ねんづ
16 こころうし 41 師走
17 よしなし 42 睦月
18 げに 43 卯月
19 おどろく 44 長月
20 ののしる 45 おとなふ
21 やがて 46 ゐる
22 おはす 47 せうそこ
23 のたまふ 48 あきらむ
24 おぼす 49 花
25 はべり 50 はらから
50問の解答を開く
番号 問題 解答例
1 をかし 趣がある。風流だ。おもしろい。
2 ありがたし めったにない。珍しい。
3 いみじ 程度がはなはだしい。すばらしい、またはひどい。
4 らうたし かわいい。いとしい。
5 いとけなし 幼い。あどけない。
6 ゆかし 見たい。聞きたい。知りたい。
7 怪し(あやし) 不思議だ。変だ。
8 おぼゆ 自然に思われる。感じられる。
9 風吹かば 風が吹くならば。
10 つゆ知らで 少しも知らないで。まったく知らずに。
11 よろづ あらゆること。すべて。
12 あまた たくさん。
13 かち 徒歩。
14 野分(のわけ) 秋の暴風。台風。
15 ふみ 手紙。書物。
16 こころうし つらい。情けない。
17 よしなし つまらない。理由がない。仕方がない。
18 げに 実に。本当に。
19 おどろく はっと気づく。目を覚ます。
20 ののしる 大声で騒ぐ。
21 やがて そのまま。すぐに。
22 おはす いらっしゃる。
23 のたまふ おっしゃる。
24 おぼす お思いになる。
25 はべり です。ます。ございます。
26 さふらふ です。ます。ございます。
27 参る 参上する。
28 はづかし 気後れするほど立派だ。優れている。
29 かく こう。このように。
30 さ そう。そのように。
31 やむごとなし 尊い。高貴である。
32 いやし 身分が低い。
33 だに 〜さえ。
34 あした 早朝。翌朝。
35 としごろ 長年の間。
36 やうやう だんだんと。
37 わりなし 道理に合わない。どうしようもない。ひどくつらい。
38 さうざうし 物寂しい。
39 あさまし 驚くほど意外だ。あきれるほど情けない。
40 ねんづ 祈る。我慢する。
41 師走 12月。
42 睦月 1月。
43 卯月 4月。
44 長月 9月。
45 おとなふ 訪れる。音を立てる。
46 ゐる 座っている。
47 せうそこ 手紙。便り。
48 あきらむ 明らかにする。
49 花 桜の花を指すことが多い。
50 はらから 兄弟姉妹。

特に、8番の「おぼゆ」と24番の「おぼす」を比べてください。「自然に思われる」と「お思いになる」は別の意味です。似た形の言葉こそ、セットで区別しておきましょう。

覚える → 見ないで答える → 間違えたものを覚え直す → 本文で使う。 この流れを繰り返してください。単語テストができるようになったら、実際の古文に戻り、誰が何をしたのかを読み取る練習につなげましょう。

古文を得点源にして、国語の上限を引き上げよう

国語で90点超えを狙うなら、漢字や現代文、作文にも取り組む必要があります。その中で、古文を「出たら困る問題」のままにしておくのはもったいないです。

主語を追う。助詞や助動詞を手がかりに読む。人物のやり取りを整理する。そして、本文を根拠に答える。古文には、練習することがちゃんとあります。

英語で作った得点の土台に、国語を上乗せする。国語の中でも、まず古文から取り戻せる点を探す。

学診で国語90点超えを目指すために、次の古文では、まず登場人物に○をつけてみてください。 そして一文ずつ、「これは誰の動作だろう」と確かめながら読んでみましょう。

英心うえの塾 中村大輔


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※説話の出典は『宇治拾遺物語』巻第十五「後の千金の事」。この記事では、読み方を説明するために内容を要約しています。原文はこちら。