英心うえの塾のブログ

【中学生の勉強法】「難しすぎる教材厳禁」7:3ルールとは?

英心うえの塾の中村です。

今回は、英心うえの塾の個別学習でのルールについてお話します。

 

よく塾の先生が誤解してしまうことですが、「難しいこと」を分かりやすく教えるのが良い指導だと考えている先生がいます。それ自体は良いことですが、あえて授業中に難しいことばかりやろうとする先生がいます。教材が難しくても、しっかり教えれば良いと考えているようです。

 

しかし、教材が難しすぎると、生徒の学力が伸びないばかりではなく、意欲も低下します。「7:3ルール」を知らずに学習指導をしてしまうと、それは生徒にとって不幸な結果になります。

 

7:3ルールとは、簡単なルールで、

「7は生徒が自力で解決できて、3は先生がサポートする」

という考え方です。7割以上生徒本人が自己解決できるような教材がベストです。間違っても逆にしてはいけません。

 

何となく、先生が手をかけてあげたほうが誠実な気がしますが、実際には学習指導は手をかけすぎるとマイナスです。

 

難しすぎる教材を選ぶと、「習得漏れ」が生じます。

基礎が欠けてしまう可能性があります。

 

難しい教材は、基礎の説明をカットしています。基礎を理解した生徒対象に教材が作られているからです。本当は、もっと学ぶべき基礎があるのに、教材が難しすぎると、基礎を学ぶ機会を損失しているのです。

 

塾の先生は、生徒の理解度を常に観察をして、「7:3ルール」を徹底すべきです。

 

教えることに夢中になりすぎて、生徒の理解度もチェックしないようでは塾講師失格です。「教える行為」にこだわりすぎると、その学習指導は自己満足になりがちです。生徒が自力で答えを出せるようになったり、自分で読んで理解したりして学ぶ姿勢を習得し損なってしまいます。

 

英心うえの塾では、「勉強のしかた」を教えて第一志望に合格させる塾として、常に学習指導の仕方を研究しています。

 

学習や進路のことでご相談があれば、ぜひお越しください。