英心うえの塾のブログ

【中学生の勉強法】ChatGPTは勉強に使えるのか?

英心うえの塾の中村です。

最近はAIが多方面で発展を遂げて、普通の人が気楽に使えるものが増えています。

画像を自動で生成するものや、文章を生成するものが出てきています。

 

ChatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語処理に特化した人工知能プログラムです。

GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、大量のテキストデータを学習し、文章の生成、自然言語理解、文章の要約など、様々な自然言語処理のタスクに対応することができます。

 

ここから入って、Googleアカウント等でログインすれば利用開始できます。

https://chat.openai.com/chat

 

要は、テキストで質問をしたら、ChatGPTが覚えこんだ大量のデータをもとに自然言語で文章を生成して答えてくれるというものです。

これまでの「検索」は、キーワードを入力して、それを含んだページを紹介するという形式でしたが、

ChatGPTは、文章で直接答えてくれます。

 

1500文字程度の文章の要約もしてくれます。

単語リストを入力して、単語テストも作ってくれます。

和文英訳の問題を入力して、それを英語に直してくれるし、更に文法上の詳細について質問すれば追記で答えてくれます。

 

勉強ではどのように使えるかいくつか例を挙げてみます。

ただし注意点もいくつかあるので、それについても触れてみます。

 

◆勉強に使えるChatGPTの使用例(1)

歴史を学ぶときに、出来事の背景や事後の影響について質問できる!

歴史を学ぶときに、単なる史実を覚えるのでは面白くないし、近年の入試には対応できません。

教科書や参考書を使いながら、気楽に質問を投げてみるといいでしょう。

 

◆勉強に使えるChatGPTの使用例(2)

英語の勉強をするときに使える!

特に英作文など、日本語から英語に訳すような英文和訳の勉強をChatGPTを使って行うと結構楽しいです。

どうしても解釈に困る英語が出てきたときなども、英文を入力して、翻訳してもらったり、その文法的説明を求めても面白いでしょう。

 

◆勉強に使えるChatGPTの使用例(3)

小論文や作文を書く時のヒントが得られる!

テーマを選定するのに困ったときや、根拠となる事実を探すときなど、ChatGPTに質問してもいいでしょう。

 

ただし、注意点もいくつかあります。

(1)少し情報が古い

ChatGPTは、2020年までの大量テキストデータを覚えこんでいるのですが、それより後の情報はありません。

大学の最新情報など、進学に関する情報はChatGPTに質問すると危険です。

 

(2)平気で間違った情報をそれらしく返答してくることがよくある!

結構嘘をつくことがあります。「あれ、おかしいな」と思って指摘すると、「申し訳ございません・・・」と言って訂正してくれるのですが、

気づかずにそのまま受け取ってしまうと間違ったことを知識として覚える可能性も多々あります。

 

(3)日本語の国文法は特に苦手

国語においてみんなが苦手とする国文法については、ChatGPTは苦手です。たぶんまで発展途上なのでしょう。

 

(4)質問するにも基礎的な知識が必要だし、真偽を疑うことができるリテラシーも必要!

ChatGPTがあれば何も知る必要がないかといえばそうではありません。道具は使いようです。

賢い人は賢く使うし、賢くない人の使い方はやはり低レベルになりがちです。

質問の仕方で活用法も広がるし、勉強にも使えますが、人間としての知能を磨いた上で使った方がいいでしょう。

 

特にChatGPTはまだ、「嘘」を平気で文章として出力してしまうし、今後も意図的に間違った情報を拡散してChatGPTに学習させる人も出てくるでしょう。

そうなったときに、「あれ?」と気づけたり、事実確認をきちんとする習慣が必要でしょう。