英心うえの塾のブログ

【福井の中学受験】高志中直前期1週間でも伸びる国語の勉強法

英心うえの塾の中村です。

高志中の試験が迫ってきました。

塾で指導しても、算数はみんなめちゃくちゃ実力をつけます。

 

最後は国語なんですね。

 

高志中の国語は、問題の質がとにかく高い。

それに匹敵する問題を作るのが本当にタイヘンです。

 

でも難しいわけではなく、「いい問題」なんです。

実は対策がとてもしやすい!

今回は、直前期でもやれる勉強法をご紹介します。

 

まずは解答を作る時、「条件」を明確にする!

みんな焦りすぎ。

問題を解く時に、ちゃんと分解していない。

例えば、

「長大な時間に感覚を合わせていく」とはどうすることですか。文章中のことばを用いて書きなさい。

(高志中令和五年度問題)

 

この問題を解く時に、ちゃんと分解しましたか。

⚫︎「長大な時間」を説明する言葉を入れたか

⚫︎「感覚を合わせていく」を説明する言葉を入れたか

⚫︎文章中の言葉を用いているか

⚫︎主題に沿った答えになっているか

 

これ、解説をし出すと、ものすごい文章量になるので、解説はしませんが、

みんなちゃんと、解答を作る時に、条件を明確にしているのかな?

ババっと答えを書き始めていませんか?

これを改善するだけで絶対点数が上がります!

 

「主題」を意識して読んでいるか?

高志中の問題は、ほとんどが文章中の主題を問う問題。

本当に国語という科目のど真ん中をついた本質的な問題なんです。

だから、答えの根拠は全て文章中にあります。

主題、つまり文章中で筆者が伝えたいこと、中心的思想を把握しないと解けない。

何度も高志中の問題をといたという人は、再度文章を読んで、その文章の主題を一文でまとめてみてください。

そして再度解き直す。

 

そうすると中村先生の伝えたいことがわかるはず!

 

小説は、リード文を熟読する!登場人物を明確にする、その境遇と関係性を明確にする!

小説基本は、リード分と登場人物の把握です。

この前の土曜日、英心うえの塾の土曜特訓でそれを強烈に確かめるための問題をやりました。

広島大学附属の問題でした。

あの日はあえての高志中の問題ではなかったんです。

やっぱり、意識していなくて、ミスリードしている子がいました。

直前期でも特訓です。

小説はもっと長い文脈があって、抜粋されたものが出題されます。

抜粋されているからリード文がないと話が全然わからない。

そして、人物の把握がとても重要です。

 

心情を問う問題は、「心情根拠」+「心情説明」

これは受験をする子であれば全員知っているはずの知識です。

心情のもとがあって、心情は変化します。

心情は文章中に説明されていることもあれば、描写されていることもあります。

描写されている場合は、その心情を説明しないといけません。

心情は、心情根拠と心情説明のセットであると再度意識しましょう。

 

国語の授業はとにかく同じ概念を何度もいろんな問題を通じて身につけます。

1週間あれば、結構国語も伸ばせますよ。